多彩な雲、荒々しい山肌、陽光に包み込まれた山頂、人を寄せ付けない樹海、風穴に育つ妖しげな氷柱など、8×10フィルム(200×250mm)に精密に記録された驚異の画像。独学・独行の写真家、大山行男の世界をダイナミックに再現。
著者について
1952年 神奈川県生まれ
1972年 全国各地を放浪しながら、写真活動を始める
1976年 この頃より富士山の魅力にひかれ、富士山を専門に撮り始める
1985年 山梨県忍野村に転居。富士山の麓で暮らしながら撮影に専念する
1990年 富士西麓の朝霧高原に自らの手でフラードームの家を建て転居
1993年 撮影に自作の超大型8 x 10カメラを使い始める
2010年 日本写真協会作家賞受賞
2014年 次世代の企画である8Kスーパーハイビジョンの映像を製作するため、デジタルカメラを使用してのタイムラプス撮影を始める
現在も樹海や内側から観た富士山など、富士の新しい映像を追い続けている。ここ数年はアジアの大地に新たな舞台とテーマを求め、インドやネパール、パキスタン、ミャンマーでの撮影活動にも精力的に取り組んでいる。