「しがみつく親」は子供を一生苦しめる。
カウンセリングの名著、待望の文庫化
子供が親に甘えることは自然であるが、現代においては、大人になりきれない親が、子供に甘える「役割逆転」が起こるケースが多い。仲の良さそうな親子でありながら子供は愛を「搾取」され続けるのである。「しがみつく親」は子供を一生苦しめる。逆転した親子関係から生じつ様々な問題を明らかにし、解決の道を探る、カウンセリングの名著。
著者について
かとう たいぞう/1938年、東京生まれ。東京大学教養学部卒業、同大学院社会学研究科修士課程修了。現在、早稲田大学名誉教授、ハーヴァード大学ライシャワー研究所客員研究員。ニッポン放送系列にて「テレフォン人生相談」パーソナリティーを努めている。近著に『自分の人生を生きられないという病 「生産的」いい人と「非生産的」いい人』(ベストセラーズ)、『逆境に弱い人、逆境に強い人 ここに気づけば自信が持てる』(大和書房)、『心が強い人 少し弱い人 無理しないほうが、どんな逆境も超えられる』(三笠書房)、『心の資産を高める生き方 』(ベストセラーズ)ほか。