ものわかりのいい大人にならない
不景気、病、仕事、人間関係。日々つみ重なるストレスの中で、心をすがすがしく保つには? 不調を受け入れる、生活リズムを整える、「今」を生きる、共感力を磨く......いやなことがあってもそれを反芻せず、自分なりの対処法で気持ちを立てなおせば、人は成長する。心療内科医が今あなたに伝えたい、困難な時代を明るく生きるための〈心の処方せん〉。
目次
はじめに Ⅰ つらい時代を生き切る Ⅱ 心の柔軟性を保つ Ⅲ 人間関係で悩まない Ⅳ 体をもっと信じよう Ⅴ 大人の感覚を磨く Ⅵ 自分らしさを貫く おわりに
著者について
博士(医学)・心療内科医。昭和女子大学客員教授。
東京慈恵会医科大学卒業。同大講師を経て、1986~2007年東京で日本初の女性クリニックを開設。2007年厚生労働省健康大使(〜2017年)。2008~2010年、ハーバード大学大学院ヘルスコミュニケーション研究室客員研究員。日本医科大学医学教育センター特任教授、昭和女子大学特命教授を経て現職。復興庁心の健康サポート事業統括責任者(〜2014年)。被災地調査論文で2016年日本ストレス学会賞受賞。
日本生活習慣病予防協会理事。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。日本ストレス学会理事。公益財団法人・社会貢献支援財団理事。医学生時代父親の病気のため歌手活動で生活費を捻出しテレビドラマの主題歌などを歌う。医師となり中止していた演奏活動を1999年より再開。オリジナル曲を含むジャズCD『Rondo』『Then and Now』『Waltz For Y』をリリース。
読売新聞「人生案内」回答者。毎日新聞 日曜版「新・心のサプリ」、時事通信、ヤフーニュースに執筆。近著に『こころの見方 いい気分を貯めて暮らしたい』『大人の生き方 大人の死に方』『今日一日がちいさな一生』など多数。