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電子書籍
金子兜太のことば
著者  石 寒太
発売日:2018年5月25日
配信日:2018年7月13日
ISBN:978-4-620-32523-1
判型:四六判
頁数:240頁
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書影:金子兜太のことば
定価:1650円(税込)
電子書籍版定価:1400円(税込)
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あわてず、あせらず、たっぷり生きる。98歳、生涯現役の俳人が遺した力強く、心に響くことばが一冊に!

"俳句があるかぎり、日本語は健在なり"
"物事を成就させるのは、「運・鈍・根」ですね"
"死ぬのが怖くないか? と問われたら、「死ぬ気がしなかった」と答えます"

戦後俳壇のトップランナーとして70年間活動をつづけ、生涯現役のまま、2018年2月20日に98歳で逝去した金子兜太。その力強く、心に響くことばの数々が一冊に。故郷の記憶、戦争と平和、人間の存在といのち......俳句を探求し、自由を愛した俳人が遺した珠玉のメッセージ集です。
金子兜太とおなじく加藤楸邨を師に持つ俳人であり、兜太の盟友でもあった石寒太が、長年の交流の中で胸に刻まれたことばと俳句を選びぬき、ていねいに解説しています。

目次
まえがき
第一章 産土へ
第二章 戦争、そして平和
第三章 俳句のために生まれてきた
兜太俳句二〇句鑑賞
第四章 兜太の日常
第五章 人間の存在といのち
あとがきにかえて
金子兜太略年譜

プロフィール 金子兜太
かねこ とうた/1919年、埼玉県生まれ。俳人。
俳人の父、金子伊昔紅の影響で早くから俳句に親しむ。27年、旧制水戸高校に入学し、19歳のとき、高校の先輩、出沢珊太郎の影響で作句を開始、竹下しづの女の「成層圏」に参加。加藤楸邨、中村草田男に私淑。加藤楸邨に師事。43年に東京帝大経済学部卒業後、日本銀行に入行するが、44年に応召し出征。海軍主計中尉、のち大尉として南太平洋トラック島に赴任、終戦を迎える。米軍捕虜になったのち46年帰国。47年、日銀復職。55年の第一句集『少年』で翌年、現代俳句協会賞受賞。62年に俳誌「海程」を創刊し、後に主宰となる。74年日銀退職。83年、現代俳句協会会長(2000年より名誉会長)。88年紫綬褒章受章。97年NHK放送文化賞、2003年日本芸術院賞。05年チカダ賞(スウェーデン)を受賞、日本芸術院会員に。08年、文化功労者、正岡子規国際俳句賞大賞。10年、毎日芸術賞特別賞、菊池寛賞。15年度朝日賞。著書に、句集『蜿蜿』(三青社)『皆之』『両神』(日本詩歌文学館賞。以上、立風書房)『東国抄』(蛇笏賞。花神社)『日常』(ふらんす堂)の他、『金子兜太選集』4巻(筑摩書房)『金子兜太養生訓』(白水社)『小林一茶 句による評伝』『わが戦後俳句史』『語る 兜太 わが俳句人生』『いま、兜太は』(岩波書店)など多数。2018年2月、逝去。

著者について

石 寒太

いし かんた/1943年、静岡生まれ。本名、石倉昌治。1969年、雑誌「寒雷」に入会、加藤楸邨に俳句を学ぶ。元「俳句αあるふぁ」編集長。現在、雑誌「炎環」主宰、毎日文化センター・朝日カルチャーセンター・NHK俳句教室講師。日本文藝家協会・近世文学会・俳文学会・現代俳句協会会員。
著書に、句集『あるき神』『炎環』(花神社)『翔』『石寒太句集』『生還す』『以後』(ふらんす堂)『夢の浮橋』(光書房)『風韻』(紅書房)、評論・随筆に『山頭火』『こころの歳時記』『いのちの一句 がんと向き合う言葉』(毎日新聞社)『尾崎放哉 ひとりを生きる』(北溟社)『山頭火の世界』『俳句日歴』『宮沢賢治の俳句』(PHP研究所)『わがこころの加藤楸邨』『ケータイ歳時記』(紅書房)『「歳時記」の真実』(文春新書)『俳句はじめの一歩』『おくのほそ道謎解きの旅』『芭蕉のことばに学ぶ俳句のつくり方』(リヨン社)『心に遺したい季節の言葉』(KKベストセラーズ)『仏教俳句歳時記』(大法輪閣)『芭蕉の晩年力 求めない生き方』(幻冬舎)『芭蕉の名句・名言 読んで、聞いて、身体で感じる』(日本文芸社)『命の一句』『恋・酒・放浪の山頭火 没後七十年目の再発見』(徳間書店)『吉行あぐり102歳のことば』(ホーム社)『宮沢賢治 祈りのことば』(実業之日本社)『加藤楸邨の100句を読む』『宮沢賢治の全俳句』(飯塚書店)『よくわかる俳句歳時記』(ナツメ社)『宮沢賢治幻想紀行』『宮沢賢治の言葉』(求龍堂)など多数。

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