毎日新聞で2010年より続く人気連載「季語刻々」がついに書籍化! 登場するのは芭蕉、蕪村、一茶から子規、虚子、さらに小学生まで、と盛りだくさん。俳人にして名エッセイストのねんてん先生が、古典から現代までの名句・秀句・ゆかいな句、四百句をたのしくガイドする、これまでにない俳句読本です。
装丁・イラストレーション/南伸坊
〈もくじ〉
まえがき/春/夏/秋/冬・新年/掲載句一覧
〈登場する季語〉
風光る/猫の恋/陽炎/蛙/水ぬるむ/しゃぼん玉/卒業/桜/亀鳴く/たんぽぽ/蠅/ほととぎす/新茶/ビール/噴水/ところてん/万緑/短夜/金魚/バナナ/紫陽花/蛍/虹/夏休み/風鈴/向日葵/サングラス/揚羽蝶/素足/桃/天の川/赤蜻蛉/曼珠沙華/へちま/小鳥来る/星月夜/松茸/柿日和/湯豆腐/海鼠/焼芋/蜜柑/クリスマス/おでん酒/冬空/こたつ/風花/雪だるま/マフラー/春を待つ......
著者について
つぼうち ねんてん/一九四四年生まれ。俳人、歌人。正岡子規や夏目漱石の研究者としても知られる。著書に『坪内稔典句集』Ⅰ・Ⅱ、『俳人漱石』、『季語集』、『正岡子規―言葉と生きる』、『ねんてん先生の文学のある日々』、『ヒマ道楽』、『坪内稔典コレクション』全三巻など多数。