夢をかなえたり、成功をおさめるためには、積極的に考え、積極的に行動することが大切になってくるのは言うまでもありません。また、物事を肯定的に考える習慣も大切になってきます。いずれも、夢をかなえるための、また成功をおさめるための大切な要素です。
しかし、そういったことを心がけても、他人に対する誠実さがなければ、状況は好転しません。
言い換えると、他人に対して誠実な態度で接することで信頼の絆を深めることが重要で、そうしてこそ大勢の人の応援・協力が得られ、人生が好転していくようになるのです。
(「まえがき」より)
ビジネスシーンだけでなく日常の暮らしにも生きてくる、誠実さの力。
日々の言動にほんの少し心を砕くことで、誠意の伝わり方は飛躍的に向上していきます。
「知ったかぶりをしない」「失敗を語れる人間になる」「自分の発言をメモする習慣をつける」「相手の好みに敏感になる」「他人と別れた後を大切にする」――。
今日から少しずつ試したい、あなたの誠実さを引き出す「習慣」を具体例を交えて紹介する一冊です。
目次
第1章 腰の低い人間になる著者について
うえにし あきら/東京都出身。著述家。学習院大学卒業後、資生堂に勤務。独立後は心理学、東洋思想、ニューソート哲学などに基づいた人生論の研究に従事。1986年、長年にわたる研究成果を体系化した『成心学』理論を確立し、主に自己啓発分野で幅広く著述活動を行う。1995年、産業カウンセラー(労働大臣認定)を取得。近著に 『心のそうじ 心配事と不安が消える88の言葉』(学研プラス)、『心の乱れを整える9つの習慣 揺れない、ブレない、動じない』(永岡書店)、『心が揺れないクセづけ』(海竜社)ほか。