書籍

健康・医療
医者が「言わない」こと
著者  近藤 誠
発売日:2022年7月 4日
ISBN:978-4-620-32742-6
判型:新書サイズ
頁数:208頁
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書影:医者が「言わない」こと
定価:1430円(税込)
電子書籍版定価:1430円(税込)
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注意! 健診・問診前に、必ず読んでください。
まじめに聞く人ほど早死にします。

医療業界を恐れない医師からの警鐘66
「病気」は医者がつくりだす!

「なぜ医師は、健康診断や人間ドックを受けないのか」
編集者のこんな疑問が、本書刊行の発端になりました。
彼が言うには、何人もの高名な医師たちと書籍を作ってきたけど、だれも人間ドックを受けていないし、これからも受けない、と語ったと(ちなみに、僕もそうです)。
それで彼が思ったのは、医師たちは「肝腎なことを知っているのに、一般の人たちに言わないのではないか」と。
結論を言えば、そのとおりです。人びとは検査や治療に関し、いろいろな重要事実を医師たちから教えてもらえずにいます。
たとえばそもそも欧米には、職場での健康診断(健診)や人間ドックが存在しない、ということをご存じですか?
                        (「はじめに」より)

日本の医療は中高年に厳しい。多くの医者たちが、健康な人々に病名を付けたがるのだ。医療業界は治療対象となる患者をひとりでも増やし「生活習慣病」や「がん」を見つけ出すことに熱中しており、このままでは健やかに生きていくことも、死んでいくことも難しい。たとえば、人間ドックでは「早期発見」されれば、早く治療ができ迅速に治せるというが、それが本当なら、まず医師が率先して人間ドックを受けるはず。しかし、著者を始め多くの医師が人間ドックを拒否している事実がある。人間ドックの実態と、「病気」が発見されたその後の展開を熟知している故ではないか。だとすれば知らないのは、従順な患者予備軍ということになる。本書では、医者が人間ドックを受けたがらない理由、医者が「言わない」事実を明らかにし、いつか必ず我が身に降りかかる"病"を前に、どう医者と関わり方を保てば我が身を守れるのかを伝える。


医者だけが知っている秘匿事例(一部)
●医者は人間ドックを受けたがらない
●血圧を無理に下げると脳梗塞を起こしやすい
●がん検診では、転移を防止できない
●子宮がん検診を導入したら、死亡率が増えてしまった
●胸部エックス線撮影は、発がん率を上げてしまう
●抗がん剤は効かないと知っている
●CT撮影はエックス線の300倍も被ばくする
●「早期がん」の発見は欧米に比べて多すぎる
●手術するとがんの再発リスクは激増する
●病院では安楽な最期は迎えられない
                        etc.


<著者プロフィール>
近藤 誠 (こんどう まこと)
1948年生まれ。1973年、慶應義塾大学医学部卒業後、同年、同医学部放射線科に入局。79~80年、米国へ留学。83年より同大学医学部放射線科講師となる。がん放射線治療を専門とし、乳房温存療法のパイオニアとして知られる。2012年、「抗がん剤の毒性、拡大手術の危険性など、がん治療における先駆的な意見を、一般人にもわかりやすく発表し、啓蒙を続けてきた功績」により、「第60回菊池寛賞」を受賞。2013年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究セカンドオピニオン外来」(URLは※)を開設し、膨大な患者の悩みに寄り添い、また患者本位の治療を実現するため、医療の情報公開を積極的に進めている。著書にミリオンセラーとなった『医者に殺されない47の心得』(アスコム)、『患者よ、がんと闘うな』(文春文庫)、『眠っているがんを起こしてはいけない。』(飛鳥新社)ほか多数。


http://kondo-makoto.com

目次

第1章

人間ドックは「病気」をつくる場所


まねる国がない、日本特有の人間ドック

日本から始まった人間ドック、世界はどうみたか?

フィンランドの試験では、総死亡数が46%増

心臓死が増えてしまった

職場や市町村の健診も、日本だけの「奇習」

「近藤先生、健診受けないと、懲戒処分もありますが……」

がん検診に「効果がない」は、学者たちの共通認識

子宮がん検診導入で死亡率が上昇した

欧米ではがん検診を廃止しようとしている

健診を拒んだ医師は、比較試験のデータを知っていたのか?



第2章

なぜ医者は、事実を「言わない」のか?


立花隆氏―あの瞬間、近藤理論は正しいと、認識した

立花さんだから聞けた、がん専門医の本音

担当医のウソを検証する

医者が告げる「余命」の意味とは?

「抗がん剤は効かない」と、なぜ医者は言わないのか?

死ぬ直前まで抗がん剤をやめない、医者の習わし

医者は知っている、手術すれば「がんが暴れる」事実

がんは生まれると、すぐ転移を始める

CT検査を受けると、がん発症リスクは16%増す



第3章

正しい「医者との付き合い方」


データが示す、高医療サービスの代償

医者がストライキをすると、葬式が減る

日本ではコロナ禍以降、総死亡数が3万人減

日本で顕著な医療システムの欠陥

健康についての自己評価は、世界で最低レベル

なぜ日本人は、健康評価が低いのか?

寿命を延ばしたければ、不要な病院通いと、クスリをやめる

正しい「医者との付き合い方」6の着目点

ダメ医者だとわかったら、どうするか?



第4章

高血圧薬は使わないほうがいい


血圧を下げると、なぜ脳梗塞になるのか?

降圧剤の2大副作用とは?

基準値を超えていても、「病気」ではない

患者数を増やすため、「病気」に格上げされた高血圧

総コレステロール値が低いほど、総死亡率は上がる

自覚症状がなければ、糖尿病は治療してはいけない

生活習慣病のクスリは、全部やめていい

降圧剤をやめて戻った数字こそ、あなたの最適値



第5章

中高年のがんは、ふつうの「老化現象」


欧米より数倍多い、日本の「早期胃がん」発見件数

病理医はなにをみて、がんと〝診断〟しているのか?

がん検診では転移を防止できない

「休眠がん」を、手術で暴れさせてはいけない

放置しておけば、自然に消えてしまうがんがある

がんはなぜ、消えてしまうことがあるのか?

検診で発見される胃の「早期がん」は、転移しないものが多い

なぜ、がんは転移するのか?

早期がんは、からだの中にできた「イボ」と同じ



第6章

医者から、がんだと告げられたら


胸部エックス線撮影は、発がん率を上げてしまう

CT検査は、エックス線撮影の300倍被ばくすると知っておく

がんと告げられた! その後、医者から言われること

がんのステージは、どう決められるのか?

医者から手術を告げられたら

手術後の、我が身を守る知識

手術を断ったら、どうなるのか?

医者が言う「余命半年」に騙されてはいけない



第7章

病院では安楽な最期は迎えられない


尊厳を保ちたいなら、リビング・ウィルを準備する

感謝の気持ちは、必ず言葉にして伝える

病院の死亡診断書に、「老衰」と書かれない理由

高齢者の肺炎死は、苦しくない

セデーション(鎮静)をされたら、二度と目を覚ますことはない

自宅で緩和ケアを受けるのがベストな選択

中村仁一医師の見事な最期



第8章

世間に溢れる「健康法」のウソ


「推奨値」に沿って減塩すると、短命になる

ひとつの食材を、大量に摂ってはいけない

BMI30以上と19以下は、死にやすい危険域

最も優れている運動は「スクワット」

「免疫力」をうたうものは、すべてインチキである

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