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健康・医療
電子書籍
90代になっても輝いている人がやっている トシヨリ手引き 
著者  和田 秀樹
発売日:2023年3月13日
配信日:2023年4月 7日
ISBN:978-4-620-32771-6
判型:新書サイズ
頁数:240頁
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書影:90代になっても輝いている人がやっている トシヨリ手引き 
定価:1320円(税込)
電子書籍版定価:1320円(税込)
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「勝手気まま」に生きるのが、健康寿命を延ばすコツ!

60代・70代・80代・90代の心身の変化と過ごし方を「老い方」の見取り図で分かりやすく解説。
高齢者医療の第一人者が、老化を遅らせる71の生活術を伝授する。

2050年頃には、100歳以上のおトシヨリが50万人を超える見通しです。ただし、この数字には、すでに寝たきりになってしまった人も健康なままの人も含まれます。
では、この差はどうして生まれてしまうのでしょうか。
体力の違いと思われるかもしれませんが、それ以上に、気力を失わせる脳の老化のスピードの差が大きな要因なのです。
脳の老化は、「『いい年をして年甲斐もない』と言われたくない」などと遠慮して、自分の心にブレーキをかけることで進みます。しかも、脳の老化は40代から始まっています。60代に入ると自分の老化を示す兆候が現れ、70代、80代、90代......と老化の兆候は変化していきます。この兆候に早く気づいて生活を改善するかどうかが、健康維持の大きな「分かれ道」なのです。
「ずっと健康でいたい」「毎日を楽しく過ごしたい」「いい人生だったと、最期に振り返りたい」――おトシヨリの願いを叶えるためのキーワードは、「わがまま」です。遠慮せずに、勝手気ままに生きるということです。気持ちにブレーキをかければ、心も体も弱ってしまうのです。
本書は6000人以上の高齢者を診てきた老年医学の第一人者による、老化をできるだけ遅らせるための方法を記した手引き書です。おトシヨリはもちろん、中高年の人も、ご自身の「老い対策」を誤らないために、読んでいただきたいと思います。
 
■トシヨリの「わがまま」とは

◎自分で稼いだ金は残さない、使い切る
◎「年甲斐もない」ことを、どんどんやる
◎セクシュアルなことを、どうどうと楽しむ
◎好きな食べ物を、がまんしない
◎がんになったら、放っておく
◎嫌いな人間とは、もう付き合わない
◎納めた税金は、取り戻す

目次

■プロローグ 6000人以上のおトリヨリを診て、願うこと

「トシヨリらしく」は捨てましょう

「わがまま」がおトシヨリを元気にする

おカネは自分のために使う



■第1章 これからの「老い方」を知っておくと、ラクになる

10年後に来る自分の「老いの傾向」を知っておく

60代を待つ定年というハードル

介護を一人で抱え込んではいけない

70代は、健康寿命を延ばせるラストチャンス

健康なままか、ヨボヨボか? 体のサインを見逃さない

「手術するか、しないか?」問われる70代

80代からは「老いを受け入れる」

「できなくなった」と嘆かずあきらめる

できることを大事にする

認知症が当たり前の90代



■第2章 「やってみたかったこと」が意欲を生み出す

感情の老化は前頭葉の萎縮が原因

ルーティンを避けることが前頭葉の老化を防ぐ

習慣化がめんどくさい気持ちを解消する

「昔、やってみたかったこと」が意欲を鍛える

男性ホルモンを増やしてやる気をアップ!

恥ずかしがらずエロティックになっていい

1日に15分の日光浴が元気と快眠をもたらす

長生きする人は肉を食べている

引退するのは老後生活のリスク

やりがい重視で仕事を選べるのは、おトシヨリの特権



■第3章 すぐやりたくなるトシヨリ手引き

コレステロール値も塩分も気にしない、好きなものをしっかり食べる

よく噛むことは、健康長寿につながる

心地よく眠るためには寝る前に温かいミルク

「フーテンの寅さん」のように旅に出る

運動のやりすぎは逆効果

おしゃべりが頭の老化を防止する

オムツ、杖、車いす……使えるものは、なんでも使う

イライラしてきたらまず深呼吸、そして好物を食べる

おトシヨリを幸せにする言葉「そのうちなんとかなるだろう」



■第4章 トシヨリは、わがままがいい

「年甲斐もなく」は人を老化させる

おトシヨリの生き方は「テキトー」がいい

嫌いな人とは付き合わない

身だしなみを整えると生活にメリハリがつく

男性ホルモンで元気になる

年をとったら食べなさい

車の運転免許を返納してはいけない

相続トラブルが起きないよう財産は残さず使う

老後資金の調達法 リバースモーゲージとリースバック

納めた税金は老後に取り戻す

元気なうちに知っておきたい介護保険制度

介護認定で得られるメリット



■第5章 「いい医師」「いい病院」を見分ける手引き

医者と本音で話せていますか?

死ぬまで付き合えるかかりつけ医を見つける方法

病院との相性は、待合室でわかる

長生きを邪魔している健康診断

血圧、コレステロール値、血糖値は、ちょっと高めがいい

薬は、がまんしてまで飲まなくていい

突然死がイヤなら、心臓ドック・脳ドックは受けておく

コロナ禍でも出かけよう!

がんが見つかっても、手術してはいけない

おトシヨリは、誰でもがんをもっている

病気と闘わない「共病」のすすめ

大学病院へ行ってはいけない三つの理由



■第6章 認知症を先延ばしにする手引き

頭と体を動かして認知症の進行を防ぐ

脳の7割が縮んでも発症しないこともある

おしゃべりが認知症の進行を緩める

「脳トレ」をやるならカラオケに行こう

認知症の症状には段階がある

認知症の症状を知る

認知症専門医が認知症になって伝えてくれたこと

認知症予防にはメモが効く

認知症とは「素」の自分に戻っていくこと

認知症の介護では「否定しない」が大原則

仲間はずれにしてはいけない

本人のペースに合わせる

在宅介護にこだわらなくていい



■エピローグ 「最期」について思うこと

恩師から言われた言葉「人間、死んでからだよ」

お金は残さず記憶を残す

著者について

和田 秀樹

(わだ・ひでき)

1960年大阪府生まれ。東京大学医学部卒業。精神科医。東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェロー等を経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長。30年以上にわたって高齢者医療の現場に携わっている。『70歳が老化の分かれ道』(詩想社新書)、『60歳からはやりたい放題』(扶桑社新書)、『80歳の超え方』(廣済堂新書)、『70歳からは大学病院に行ってはいけない』(宝島社新書)、『80歳の壁』『ぼけの壁』(どちらも幻冬舎新書)、『90代になっても輝いている人がやっているトシヨリ手引き』(毎日新聞出版)など著書多数。

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