人間関係がうまくいかない、生きている実感がわかない、怒りがコントロールできない......。
「教育」という名の「虐待」にとらわれてしまった親と子供の闇を照らす衝撃の書!
「教育虐待」という言葉を知っているだろうか。
2012年8月23日の毎日新聞に掲載された記事によれば、「子供の受忍限度を超えて勉強させるのが『教育虐待』」であり、「親の所得格差が子どもの学習権に大きく影響する状態も『教育虐待』」とされる。
成績のことでつい叱りすぎてしまったり、勉強を教えてもなかなか理解できない子供をつい叩いてしまったり......という経験なら、多くの親にもあるはずだ。もしくは自分がそうされて育ったという大人も多いだろう。
教育虐待を受けると子供にどんな影響が出るのか。
教育虐待を受けて育った大人はどんな人生を歩むことになるのか。
本書では「あなたのため」という言葉を武器に過干渉を続ける親に育てられ、「生きづらさ」を感じ、自分らしく生きられない子供側の様々なケースを紹介。子供が親からいかに解放されるべきか、追いつめてしまった親はこれからどのように子供に接すれば良いか?お互いがどう自分を取り戻すのかを詳しく解説する。
著者について
育児・教育ジャーナリスト。1973年東京都生まれ。麻布高校卒業、東京外国語大学中退、上智大学卒業。(株)リクルートを退社後、ジャーナリストに転身。中高教員免許、心理カウンセラーの資格を持ち、小学校教員経験もある。著書に『子どもはなぜ勉強しなくちゃいけないの?』(日経BP社)、『名門校とは何か? 人生を変える学舎の条件』(朝日新聞出版)、『中学受験という選択』(日本経済新聞出版社)など多数。