90歳の作家を支える数々の至言・名言。大反響「折れない言葉」シリーズ第2弾!
先行きの見えない時代、私たちは日々の不安とどう向き合い、どう乗り越えていけばよいのか。
いくつになっても、決してあきらめない、しなやかな心でいるためには?
「世の中は残酷で、愚かしく、矛盾にみちている。しかし、それを投げだすわけにはいかない。
私たちは生きていかなければならないのだ」
生きるヒントが満載、サンデー毎日人気連載「ボケない名言」待望の単行本化。
藁をも摑む意志と努力は、生への執着である。執着とはエネルギーのことだ。
ジタバタするのが人間であり、生の持続的な力ではないだろうか。
〈溺れる者は藁をも摑む〉ではなく、〈溺れる者は藁をも摑め〉と言いたい。
無駄な努力、などというものはない。努力は、それ自体が力である。
世の中に無駄はないのだ、と信じる。(溺れる者は藁をも摑む――ことわざ)