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随筆・エッセー
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子供の詩の庭
著者  R.L.スティーヴンソン、池澤 春菜・池澤 夏樹訳
発売日:2021年12月25日
配信日:2021年12月25日
ISBN:978-4-620-32720-4
判型:四六変型判
頁数:112頁
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書影:子供の詩の庭
定価:1760円(税込)
電子書籍版定価:1760円(税込)
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ここはぼくの世界、ぼくが王さま

ぼくは小さな水たまりを海と呼び 小さな丘を山だと思った――
『宝島』のスティーヴンソンが描く、子供の夢と希望、いのちの輝き。
時代を超えて読みつがれる名作詩集が、父娘共訳でよみがえる。
挿絵=マートン・シェルドン

「この詩の庭では、葉っぱの船で大海原にこぎ出してみたり、砂漠に埋もれた大昔の町を探検したり、ケーキと林檎を持って見えない友達と出かけたり、「ぼく」に戻って思い切り遊ぶことができます。大きな人でいることに疲れてしまったら、この庭に帰って来て下さい。」(池澤春菜「まえがき」より)

〈著者について〉
ロバート・ルイス・スティーヴンソン
1850-1894。イギリスの小説家、詩人。病弱のため、転地療養しながら創作活動をつづけ、四十四年の生涯で数々の名作をのこす。著書に『宝島』『ジキル博士とハイド氏』『新アラビア夜話』『子供の詩の庭』などがある。 

マートル・シェルドン
1893-1939。アメリカの絵本画家。子どもの本の挿絵を多く手がけた。主な挿絵の作品に、『A Child's Garden of Verses』(本書)や、エレン・タリーの『Janie Belle』などがある。

〈訳者について〉
池澤春菜(いけざわ・はるな)
一九七五年生まれ。声優・歌手・エッセイスト。幼少期より年間三百冊以上の読書を続ける活字中毒者。とりわけSFとファンタジーに造詣が深い。お茶やガンプラ、きのこ等々、幅広い守備範囲を生かして多彩な活動を展開中。二〇二〇年九月より、日本SF作家クラブ会長。著書に『乙女の読書道』、『SFのSは、ステキのS』、『最愛台湾ごはん 春菜的台湾好吃案内』『はじめましての中国茶』『おかえり台湾』(高山羽根子との共著)『ぜんぶ本の話』(池澤夏樹との共著)『無垢の歌』(W・ブレイク著、池澤夏樹との共訳)などがある。

池澤夏樹(いけざわ・なつき)
一九四五年生まれ。作家、詩人。小説、詩やエッセイのほか、翻訳、紀行文、書評など、多彩で旺盛な執筆活動をつづけている。また二〇〇七年から二〇二〇年にかけて、『個人編集 世界文学全集』、『個人編集 日本文学全集』(各全三十巻)を手がける。著書に『スティル・ライフ』『マシアス・ギリの失脚』『世界文学リミックス』『ワカタケル』『ぜんぶ本の話』(池澤春菜との共著)『無垢の歌』(W・ブレイク著、池澤春菜との共訳)など多数。

目次

まえがき

夏のベッド

楽しい遊び

こんな夜には

海賊ごっこ

お布団の国には

ベッドを抜け出して

干し草小屋で



遠い国

ぼくの家では

海辺で

楽しい考え

眠り国

風の夜



お日さまの旅

鏡の小川

ぼくの点灯夫さん

旅に出よう

ぼくのベッドは船

思い出の水車

見えないぼくの友達

船とぼく

ぼくはいい子

すてきなかんがえ

ぼくの王国

小さな王国

昼と夜

積み木の町

絵本の国で

ずっと先のこと

夏のお日さま

この本を読む君へ

とても私的なあとがき