人類史上の災禍を作家はいかに受け止め、どう行動したか?
20年以上、村上春樹を取材してきた記者によるディープ・リポート。
「現実世界のほうがアンリアルで、それが起きていないリアルな世界が別にあるのではないか」
コロナ禍を語った村上さんのロング・インタビューも特別掲載。
村上春樹がわかると世界がわかる――時代を疾駆する作家の生身の迫力に迫る
これまでにない文芸ルポルタージュ!
大井浩一(おおい・こういち)
1962年、大阪市生まれ。毎日新聞学芸部編集委員、評論家、言論史研究者。早稲田大学政治経済学部政治学科卒。96年より毎日新聞で文芸、論壇を担当し、村上春樹さんの取材は97年から続けている。著書に『批評の熱度 体験的吉本隆明論』(勁草書房)、『大岡信 架橋する詩人』(岩波新書)などがある。