2007年、日本は団塊世代のサラリーマンが一気にリタイアする大定年時代を迎える。
「毎日二人でずっと一緒にいる暮らし」「一生続く連休」......現役時代とはまったく違う定年後を、夫婦でいかに過ごしていけばいいのか?
どう助け合えばいいのか?
本書は、そんな定年後の現実に気づき、よりよい二人の暮らしを再スタートするきっかけとなりえるエッセー集。
「サンデー毎日」2003年12月28日号~2005年9月18日号にて連載され、すべて本音、建前一切ナシ!の軽快な語り口で好評を博した。
家事をほとんどしたことがなく、おうちにいるのが大好きな癒やし系キャラのオジサン(=夫)。そのお世話係を少しずつ返上し、「ちいちいぱっぱ、ちいぱっぱ」と見えないムチをふるう私(=妻)。
果たして、妻の目標である定年後の「自立夫」は育つのか!?
摩擦と冷戦とストレスがなくなる日はやってくるのか!?
著者の抱腹絶倒エピソードのほかに、よそのおうちの「事例」も登場。「これってなんだかウチみたい」「こんな夫婦もいるの?」などなど、定年前後の夫、妻ならば、おおいに共感したり、驚いたり......の臨場感あふれるシーンがたくさん登場する。
著者について
おがわ ゆり/1946年高知県生まれ。エッセイスト。女性、夫婦、家族、育児、介護、社会現象をテーマに新聞、雑誌などに執筆