特殊清掃・孤独死・引き取りを拒否される遺骨......
葬儀・お墓の現場から明らかになる、
現代日本社会の「もうひとつの真実」とは?
「葬儀なんてめんどくさい」
「お金がかかるからやりたくない」
「ひとりだから関係ない」
そんな現代人でも、最低限知っておくべき、お墓・葬儀の最新事情!
特殊清掃、IT&宇宙葬、散骨、改葬、ゆうパック遺骨引き取りサービスなど......
葬送をめぐる環境は、平成のあいだに、私たちがしらないところで、
いつのまにか激変していた。
日本人のほとんどが核家族や単身世帯となったら、お葬式はどうなるのか?
増え続ける無縁墓、孤独死、引き取り拒否される遺骨の姿は、
現代の私たちが、いかに孤独な生き方を強いられているかのあらわれとも言える。
かつてのお葬式は、地域コミュニティ、もしくは会社がやってくれるものだった。
いまではすべてが自己責任。そうなると、少しでもお金がかからないことが求められる。
その結果、人間の命の尊厳まで、デフレ化してしまった。
生と死を見つめる防大卒記者と、世界45カ国の墓地を旅した「お墓博士」による
異色づくめの「終活2.0」ガイドブック!
目次
第Ⅰ章 特殊清掃の現場から