内閣総理大臣賞、文部科学大臣賞をはじめ、課題読書、自由読書の各区分、各年代のコンクールを勝ち抜いた115作品を一冊に掲載。巻末に入選者一覧も収録。
<第67回コンクールのあらまし>
この青少年読書感想文全国コンクールは、青少年の良書に対する関心を高め、読書指導の一助になればと、1955(昭和30)年に創設されました。約5万編の応募作品からのスタートでしたが、今回、第67回のコンクールには、全国の小学校・中学校・高等学校・海外各地の日本人学校など合わせて24140校から、計3171367編(内訳は次ページ表参照)の作品が寄せられました。
本書のタイトル『考える読書』は、1965(昭和40)年、第11回コンクールの折、当時の皇太子殿下(現在の上皇さま)より「みなさんが〝考える読書〟の習慣をりっぱに身につけていることを知り、ほんとうに心強く思いました」とのおことばにちなんだものです。
応募作品は各学校や市区町村で選抜され、都道府県のコンクールを経て、その上位入賞作品が代表として中央審査会に送られます。今回の都道府県代表作品は、小・中・高合わせて507編でした。その中から115編が、内閣総理大臣賞(最優秀作品)、文部科学大臣賞(優秀作品)、毎日新聞社賞(優秀作品)、全国学校図書館協議会長賞(優良作品)、サントリー奨励賞(奨励作品)の各賞に選ばれました。本書には、小学校・中学校・高等学校の部のすべての入賞作品を収めました。