東日本大震災から五年。あの日からわたしたちは、いのちの大切さ、なにげない日々の暮らしの大切さをいっそう感じるようになりました。いのちを育む「母なる大地」は、自然災害や人災にたえず傷つきながらも、生きとし生けるものを支えています。豊かな大地を讃え、畏れ、守り、そしてその自然に寄り添いつつ、共生していることを見つめるために、「大地の俳句」集をまとめました。
全国212の結社で活躍中の俳人が詠む「大地の俳句」、さらに、掲載結社の代表者が、古今の作品から選ぶ「心にのこる〈大地の一句〉」を、解説文とともにご紹介します。