リスクコミュニケーションの第一人者によるガイドブック
日本ではいまだ正確に理解・実践されているとは言いがたい「リスクコミュニケーション」を、豊富な研究や実践の事例をもとに解説。前半では2011年3月11日に起こった東日本大震災時の日本政府のコミュニケーションを題材に、どこに問題があったのか検証し、後半では、メディア、科学者、企業など、リスクコミュニケーションに関わるさまざまな立場について解説します。2013年に株式会社エネルギー・フォーラムから刊行された『リスク・コミュニケーション』の内容をアップデートし、加筆修正して新たに刊行。リスク・コミュニケーションに携わる人だけでなく、情報リテラシーを身につけたい方にもおすすめの入門書です。
第1章 リスクコミュニケーションから見た原発事故
第2章 食品と水をめぐる混乱
第3章 クライシスコミュニケーションとは何か
第4章 リスクコミュニケーション(平時の対応)
第5章 リスクコミュニケーションでよく見られる誤解
第6章 メディアとリスク増幅
第7章 だから発がん報道は繰り返される
第8章 科学者はリスクコミュニケーションにどうかかわるべきか
第9章 企業のリスクコミュニケーションの問題
第10章 リスクコミュニケーションの実践へ
改訂によせて