新たな顧客となる中小零細企業の休廃業・解散、倒産が年間3万5000社前後で推移する高止まりの状態にあるなど、地方銀行を取り巻く環境は厳しさを増している。「地方」にこだわると、絶滅の危機だ。 本書は週刊エコノミスト2017年4月4日特大号で掲載された特集「地銀絶滅?!」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・全国で急速に進む地銀再編 2020年に総資産20兆の20行に
・本業が赤字 現在の金融環境に適応しない地銀 進化しなければ絶滅の危機も
・地銀は民間企業か 上場企業のあり方無視する金融庁 本音はアベノミクスの資金供給源
・ふくおかFG+十八銀統合の行方 再編に立ちはだかる独禁法の壁 異例の調査で協力する公取委
【執筆者】
高橋克英、吉澤亮二、山本大輔、花田真理、エコノミスト編集部