固定資産税がヘンだ。売れない土地に課税される不思議。複雑すぎるゆえに納税者が誤りに気づけない。誤りに気づいたとして、行政に指摘するのも骨が折れる――。税制の根幹が大きく揺らいでいる。 本書は週刊エコノミスト2017年4月11日号で掲載された特集「固定資産税の大問題」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・売れない土地にも固定資産税 誤りの指摘にも負担大きく/インタビュー 小松幸夫(早稲田大学教授)時代に合わない家屋評価 細かすぎるがゆえの弊害
・固定資産税見直しテクニック 課税明細書や評価をチェック 行政と「友好的」に交渉しよう
・基礎から分かる! 固定資産税のキーワード
・土地評価を見直し! 私道の評価誤りに要注意 条件が不利な土地は評価減
・複雑すぎる土地課税 地租を引き継いだ固定資産税 課税標準、調整措置の修正重ね
・難解すぎる家屋評価 「再建築価格」資料の見方 屋根や基礎など細かく評点
・「タワマン節税」封じ 固定資産税で対処の"不可解" 評価額の計算で混乱の恐れも
・どうする空き家 所有権を放棄できない悲劇 マイナスの固定資産税検討を
【執筆者】
桐山 友一、神野 吉弘、古郡 寛、堀川 裕巳、大柿 晏己、遠藤 純一、米山 秀隆、エコノミスト編集部
【インタビュー】
小松幸夫