会計士は難関試験を突破してなることができる職業。だが近年、東芝の不正会計問題に象徴されるように、会計士が絡んだ社会の信頼を失う事件が頻発している。と同時に、会計士試験の志願者数は激減し、会計士を目指す人も減っている。会計士の仕事の実態をリポートする。
本書は週刊エコノミスト2016年1月12日号で掲載された特集「これじゃ食えない!会計士・税理士・弁護士」会計士編の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・資格だけでは「もう食えない」勝ち負けの差がより鮮明に
会計士編
・東芝と会計士 東芝問題で監査制度存亡の危機
・インタビュー 宇澤亜弓、公認会計士・公認不正検査士
・EUや米国で導入や検討進む監査法人の強制的交代
・監査法人の担当企業 4大法人が上場企業の75%担当
・監査報酬 下げ止まりから上昇が鮮明に
【執筆者】
秋本裕子、酒井雅浩、磯山友幸、町田祥弘、
伊藤歩、週刊エコノミスト編集部