日銀が今年1月、初のマイナス金利政策を導入し、銀行の収益悪化の懸念が高まっている。特に営業地盤が限られる地銀は経営環境がますます厳しくなる可能性が高い。『週刊エコノミスト』編集部は本特集で、国内147銀行・信金の業績に対するマイナス金利の影響度を独自に試算。金融業界の行方を大胆に展望した。
本書は週刊エコノミスト2016年3月22日号で掲載された特集「直撃!マイナス金利」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・地銀収益に予想以上の打撃 定期預金お断りの銀行も出現
・インタビュー 落合寛司 西武信金理事長「貸し出しも利益も増やす」
・日本郵政の災難 ゆうちょ銀を運用難が直撃
・147銀行・信金シミュレーション マイナス金利影響度ランキング
・加速する地銀再編 九州で進む合従連衝
・貸し出しの実態 伸びるのは不動産、医療ばかり
・日銀のマイナス金利導入 銀行の信用創造が縮小
・生保 長期的には経営への影響大
・お得な預金・保険はコレだ! 地銀ネット支店に高金利定期
【執筆者】
桐山友一、花谷美枝、花田真理、
友田信男、櫻川昌哉、丹羽孝一、
深野康彦、週刊エコノミスト編集部