経済学。それは新入社員も社長も頭を悩ませている会社のいろいろな問題に、解決の糸口を与えてくれる便利な道具だ。道具が多いほど、さまざまな問題に対処できる。サンクコストや機会費用といった経済的思考の鉄則、フレーミング効果やカンカリング効果といった行動経済学、さらにはゲーム理論は、どう応用できるか。豊富な事例とともに紹介する。
本書は週刊エコノミスト2016年3月29日号で掲載された特集「会社で役立つ経済学」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・仕事道を極めろ!
・study1 談合の摘発 「囚人のジレンマ」応用
・study2 SMAPと小林幸子 日本の労働市場の縮図
・study3 マイナス金利 日銀は処方時期を誤った
・study4 為替・賃金・粉飾 Q&Aで学ぶホントのところ!
・study5 経済的思考 経済的思考の「鉄則」と「心理の罠」
・経済学が私の基礎を作った
・インタビュー 漫画家・弘兼憲史「島耕作流のシャープ再生、農業再生」
・ビジネスエリートの登竜門「MBAって本当に必要?」
・ビジネススクール体験記
・人気経済学者の検索ランキング
・知っていたら社長になれるかも 重要キーワード&チェック表
【執筆者】
松井彰彦、深尾光洋、塚崎公義、
大江英樹、週刊エコノミスト編集部