パナマ文書で明らかになった金持ちや企業の税金逃れ。タックスヘイブンを利用して、本来払うべき税金をあの手この手で逃れています。庶民からすれば思わず「ずるい!」と言いたくなる租税回避術の実態を明らかにします。
本書は週刊エコノミスト2016年5月24日号で掲載された特集「パナマ文書 ずるい税金逃れ」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・富裕層と大企業の戦々恐々
・タックスヘイブンを利用する日本企業一覧
・地図で読み解く 資産規模はケイマン諸島が突出
・Q&Aでゼロから学ぶタックスヘイブン
・富裕層はこう節税している
・プライベートバンクの実像
・資産フライト 海外移住する日本人
・グローバル企業はこう節税している
・国外財産調書 国税がパナマ文書で申告漏れ調査へ
・各国が徴税網を構築 「BEPS」と「CRS」が武器
・歴史から見る 大英帝国の遺産
・日本のタックスヘイブン裁判 「勝った企業」「負けた企業」
・マネーロンダリング 増え続ける犯罪資金の隠匿
【執筆者】
谷口健、藤沢壮、荒川雄一、米田隆、
大森健史、木村俊治、田邊政行、吉井一洋、
中尾茂夫、仲谷栄一郎、久保田隆、週刊エコノミスト編集部