中国は、生産設備などの「過剰問題」を解消するための構造改革を打ち出しましたが、思うように進んでいません。実質的に破綻している「ゾンビ企業」は増え、共産党政権内部の権力闘争は激しくなっています。中国経済混迷の原因となっている「ゾンビと政争」の実態を明らかにします。
本書は週刊エコノミスト2016年9月13日号で掲載された特集「中国 ゾンビと政争」の記事を電子書籍にしたものです。
目 次:
はじめに
・構造改革は絵に描いた餅
・インタビュー 丹羽宇一郎
・懸念される新過剰
・習政権の権力基盤について2人の識者が分析した。
・中国の対欧州戦略
・「反中」広がる香港
・南シナ海問題
・不良債権
・人民元
・銀行理財商品
・海外進出企業が急増
【執筆者】
松本惇、藤沢壮、湯浅健司、加茂具樹、金子秀敏、羽場久美子、倉田徹、八塚正晃、神宮健、梶谷懐、梅原直樹、矢作大祐、週刊エコノミスト編集部
【インタビュー】
丹羽宇一郎