編集長後記
編集長就任のあいさつ回りが続いている...
編集長就任のあいさつ回りが続いている。本誌連載中のジャーナリスト・青木理さんにも会った。新宿・荒木町の老舗文壇バー「風花」。酔いに任せて出版不況下で雑誌はどうあるべきか聞いた。「ん~」とうなってジンをあおると、「やっぱりファイティングポーズをとり続けることじゃないかな」。批判精神はもちろん、大事なのは萎縮せず挑戦すること。そう受けとった。同時に、諦めムード漂うお偉方(えらがた)の顔も浮かんだ。青木さんにこうも言われた。「雑誌が減って若手ライターが書く場を失っている」。自身も共同通信の記者を辞めてから雑誌で健筆を振るい、論壇で不動の地位に。新しい書き手の発掘―それもまた雑誌の役割だ。
(大場弘行)