編集長後記
特集にも書きましたが...
特集にも書きましたが、宝塚歌劇団の団員だった25歳の女性が、自殺とみられる死を遂げた問題。遺族はパワハラを受けたと訴えていますが、会見した歌劇団は管理責任を認めた一方で、ハラスメントは「確認できなかった」としました。
スポーツ界を知悉(ちしつ)する担当デスクは「厳しい上下関係の代名詞である角界も、時津風部屋の力士暴行死事件(2007年)を機に変わってきた。自分たちもしごかれたから後輩にも、とか連帯責任だ、とか『当たり前』だとされてきた常識は変わっていくべき」と話します。
我慢の先にいいことが待っていると信じてきた「昭和的モデル」からの脱却が、すべての世界で求められています。
(藤後野里子)