編集長後記
2025年に亡くなった方々を...
2025年に亡くなった方々を悼む特集の作成を始めました。毎年この作業に取りかかると、必ずと言っていいほど〝大物〟の訃報が届きます。昨年12月には渡邉恒雄さんが亡くなられました。
今年は作家の嵐山光三郎さんの訃報が。嵐山さんには本誌「俳句王」の宗匠を約10年務めていただきました。丸みを帯びた文字にイラストが添えられたファクスが編集部に届いていたことを思い出します。担当者によると、嵐山さんの句評は「作者に呼びかけるような温かみがあった」と。
俳句年間大賞を選ぶ座談会にはフェルト帽をかぶって現れ、選句の場を大いに盛り上げていただきました。ご冥福をお祈りします。
(藤後野里子)