編集長後記
原稿を読んで泣いたのは久々でした...
原稿を読んで泣いたのは久々でした。64歳で文字を学びはじめ、71歳で愛する妻に初めてラブレターを書いた西畑保さん(88)。その人生をノンフィクション書籍にまとめた毎日新聞論説委員の小倉孝保氏が小誌に原稿を寄せてくれました。
西畑さんは夜間中学で「あいうえお」から覚え、ラブレターを書き上げたのは7年後。妻皎子(きょうこ)さんは2014年に帰らぬ人になりましたが、西畑さんは勉強を続け、20年かけて夜間中学を卒業。今も勉強や講演活動を続けられているようです。
西畑さんの真っすぐな生き方、夜間中学の必要性、さまざまなことを考えさせられました。来年3月、映画「35年目のラブレター」が公開されます。
(藤後野里子)