愛される植物学者を語り尽くそう!
高野文子/横山譲二/田中伸幸/稲垣典年/海老塚和秀/中島岳志/牧野一浡/額賀じゅんじ/塩田貴志/廣田智恵子/朝井まかて/長田育恵/高知県立牧野植物園/里見和彦/里見由佐(登場順)
2023年の春から放送されるNHK 2023年度前期の連続テレビ小説『らんまん』(主演・神木隆之介)は、「日本の植物学の父」とも言われる牧野富太郎がモデルとなっている。本書は「牧野富太郎愛」を貫き続けるマルチクリエイターのいとうせいこう氏監修によるビジュアル単行本。
牧野博士がかつて行っていた植物採集イベント「牧野植物同好会」を、いとう氏が博士に扮し現代によみがえらせるレポート、牧野博士を研究している識者や関係者のインタビュー、『らんまん』の脚本を担当する長田育恵氏といとう氏の対談、高知県立牧野植物園ガイド、牧野博士が歩いた高知県植物採集ポイントのガイド、博士の蔵書、アートデザインや文学的センスを伝えるコーナー、牧野博士作詞『植物採集行進曲』の一部を紹介する綴じ込み付録など、「牧野ワールド」が満載だ。
カバー表1のイラストは、漫画家でイラストレーターの高野文子氏が担当。
【監修者プロフィール】
いとうせいこう 1961年生まれ、東京都出身。
早稲田大学法学部卒業後、編集者を経て、作家、クリエイターとして活字・映像・音楽・舞台など多方面で活躍。1988年に小説『ノーライフキング』で作家デビュー。1999年『ボタニカル・ライフ 植物生活』で第15回講談社エッセイ賞受賞、2013年『想像ラジオ』で第35回野間文芸新人賞受賞。近著に『鼻に挟み撃ち』『「国境なき医師団」を見に行く』『小説禁止令に賛同する』『今夜、笑いの数を数えましょう』『ど忘れ書道』『ガザ、西岸地区、アンマン』『福島モノローグ』などがある。2006年に植物と暮らすライフスタイル・マガジン「PLANTED」が創刊され、2008年まで編集長を務める。みうらじゅんとは共作『見仏記』で新たな仏像の鑑賞を発信し、武道館を超満員にするほどの大人気イベント『ザ・スライドショー』をプロデュースする。現在はnoteで「ラジオご歓談!」を配信中。音楽活動においては日本にヒップホップカルチャーを広く知らしめ、日本語ラップの先駆者の一人である。現在は、ロロロ(クチロロ)、いとうせいこう is the poetで活動。
目次
【目次】
牧野富太郎博士、われらのヒーロー!
Our Hero Dr. MAKINO! Sprouting Up!
1 牧野博士ヒストリー
The Father of Japanese Botany' Makino's Life Tale
2 プランツ・パーティ!!!
Plants Party!!! Festival of the Future
3 われらの牧野富太郎!
Makino Tomitaro, Our Hero!
4 長田育恵×いとうせいこう 牧野博士の「らんまん人生」を語り尽くそう
Life is a Flower Ikue Osada x Seiko Ito
5 われらの牧野植物園ガイド
A Worker's Guide to The Makino Botanical Garden
6 牧野富太郎とめぐる植物の旅in高知
A Walkers Travelogue to Kochi in the Footsteps of Makino Tomitaro
7 牧野博士のたのしい蔵書
Makino's Library a homage to plants and a Diversity in Reading
8 牧野富太郎、驚異のセンス
Dr. Makino's Aesthetic Art ・Design・ Words!
付録 植物採集行進曲
Plants & Peace on Earth