書籍

社会・政治・歴史
迷える東欧 ウクライナの民が向かった国々
著者  三木 幸治
発売日:2022年10月31日
ISBN:978-4-620-32754-9
判型:四六判
頁数:224頁
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書影:迷える東欧 ウクライナの民が向かった国々
定価:1760円(税込)
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ロシアによる侵攻によって、ウクライナから逃れた人々は、
1000万人を超えたーー
多数の難民を、いち早く受け入れた東欧諸国。
はたして彼らは、ウクライナの真の救世主なのか?

ポーランド、ハンガリー、ルーマニア。
そして、内戦下での性暴力が大きな問題となった、
バルカン半島の国、ボスニア・ヘルツェゴビナ。
現地特派員が歴史をたどり、その情勢をルポする。


 東欧諸国はウクライナ避難民を全面的に受け入れた。欧州委員会やドイツ、フランスなどの西欧諸国はこぞって、東欧のホスピタリティーを手放しで褒め称えた。東欧諸国は、西欧のようにリベラルで、難民の権利を尊重する国々のように映ったかもしれない。
 だが残念ながら、そう言い切ることはできない。2015年、シリアなど中東、アフリカ諸国から欧州に多くの難民が流入した際、ポーランドやハンガリーなどは国境にフェンスを作って難民らの流入を阻止した。それどころか、最近、東欧諸国では逆に「ロシアに近い」強権的な国造りが、進んでいるのだ。(本文より)


《著者紹介》
三木幸治(みき・こうじ)
1979年、千葉県生まれ。早稲田大学第一文学部卒業後、2002年に毎日新聞社入社。水戸支局を経て、東京本社社会部で東京地検特捜部を担当。その後、中部報道センターなどに勤務し、2016~2020年にウィーン特派員。2021年4月からエルサレム特派員。

目次

プロローグ 



第1章 ポーランド 

司祭の反乱/格差是正と過激派司祭/「反ロシア」のPiS党首/政治が司法を「支配」/欧州司法裁判所vsポーランド政府/「監視」された検事/形を変える博物館/利用される反ユダヤ主義



第2章 ハンガリー 

大ハンガリー主義/カリスマ性のある現実主義者/「仕組まれた」入札/メディアを支配下に/教育や研究を「管理」/ロシアとの蜜月/EUとの闘い



第3章 ルーマニア 

「盗まれた革命」/置き去りにされた子供たち/孤児の英雄/汚職に立ち向かう



第4章 ボスニア・ヘルツェゴビナ

隠された出自、親を探す旅/先進国で育った「子供」/世界を変えるために/性暴力被害者の戦後/司法が止めた損害賠償/セルビア人の被害者/塗り替えられた過去と「レイプ・ホテル」/子ども戦争博物館」を開設した若者



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