書籍

社会・政治・歴史
毎日新聞コラム「余録」選 2003~2022
著者  柳川 時夫
発売日:2022年9月29日
ISBN:978-4-620-55008-4
判型:四六判
頁数:528頁
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書影:毎日新聞コラム「余録」選 2003~2022
定価:2640円(税込)
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毎日新聞の人気コラム「余録」、待望の書籍化!


変わる世と変わらぬ人の営みの交差する今日を描く毎日新聞の1面コラム「余録」。
19年間・4255編から厳選した450編で振り返る――平成から令和へ、それはどんな時代だったのか?


●著者略歴●
柳川 時夫(やながわ・ときお)
1949年、神奈川県生まれ。73年、毎日新聞社に入社。論壇担当記者、書評欄や文化担当デスクなどを経て日曜版編集長、学芸部長、編集局次長。2003年から論説委員、論説室特別編集委員として1面コラム「余録」の担当記者となり、03年2月12日付から22年3月24日付まで、19年間にわたって同コラム4255本を執筆した。

目次

❖2003年(平成15年)❖

ゴロブニンの鎖国問答/「平安の都」の戦火/御猪狩風の怪/泳ぐ油井//北極の虎狩り/外来語今昔/なんば歩き/ポピュリズムという伝統/老僧のつぎ木/おしん!おしん!おしん!/ボルテールの「名言」/破れた不死の夢

❖2004年(平成16年)❖

朝露の力/サイバー擬態語/意識下の「諭吉」/悪魔の非在証明/火星年代記の2004年/「良い意図」の惨禍/アラクノフォビア/リップマンの警告/ドン・キホーテの愚行/幼稚力がすごい/「鏡の国」の夢/ダラディエのつぶやき/ジュンサイなお人/パ・セ両リーグ/恐るべき迷路/言霊の幸ふ国/不正の神像/常任理事国の徳/「泣き声」の擬態/新札3人衆/発砲マシン/カワセミの日/永田町憲法

❖2005年(平成17年)❖

バクと大破局/ヘルメスの早業/「民」の心意気/七五調の富/「無関心」の闇/戦犯と勲章の間/GM創業者の250ドル/カーブの不安/100億円部長/第二芸術論へのライナー/アフリカの空/ロンドンの監視カメラ/ガリレオの脅し/安全文化の4本柱/沢田正二郎の「予言」/神に選ばれた?将軍/スーパーマーケットの感動/月の黄竜旗/夜まゐりたる、よし/大哲学者とウソ/D‐503/16歳の迷い道/レモン・マンション/入力まつがえ

❖2006年(平成18年)❖

寺院明け渡し/墓の中の秘密/イースター島の石像/茨木童子/ユートピアの役人/放浪の聖者/スプリング・エフェメラル/先輩余録子の怒り/イタリアの「正直」/神林の「大益」/見えない子どもたち/「一旦緩急アレバ」/パンスペルミア説/「新明解」の役人嫌い/「それが私の心だ」/「王の過ち」の証人/喜びを運ぶ子ども/スピーチの要諦/うさぎはうさぎ/「わが為す業」/粗野なくらい正直に/説法と法律/モーニング姿の参謀長

❖2007年(平成19年)❖

寺子屋の悪ガキ/落書起請/ワタリガラスのいたずら/人の世を支えるもの/捨て子と母子心中/障子越しの裁き/無責任男という僧衣/凶暴なバンビ/子守歌いろいろ/マグナ・カルタの怒り/忘れられた分別袋/訓練された無能力/「切り株さん」と「強盗さん」/銘々一己の存じ寄り/東条英機の「後知恵」/荷風への敬慕/「危険すぎるよ!」/安政の料理茶屋番付/石をひっくり返す/天が粟を降らせた/死罪のなかった国/イエス、バージニア

❖2008年(平成20年)❖

薄墨の綸旨/カリスマの証し/アビリーンへのドライブ/フランクリンの空気浴/言霊の呪い/裁判官の「失」/先住民の弓矢/ラピュタの住民/無知のベール/「辻風」の正体/切れない「宝刀」/バカボンのパパ/政治への天職/「永続的株高に突入した」/海千山千楼/会社に向かない/ペシミズムの毒/「機会」の大金庫室/予想不能な連鎖/「鴨の味がする」/ポンジスキーム/スクルージの改心/御所千度参り

❖2009年(平成21年)❖

「水仙いちりんのお正月」/フーバービル/蜀山人の受験/初代ペンギンの悲劇/「守銭奴」の逆ギレ/ナンジニクルカ/「核のない世界」/江戸人たちの旅好き/ゆかたがけの憲法/里山の黄信号/DNA鑑定の「呪力」/風音の祝福/トラの分け前/「御所つつみ」の日/その巨大感服せり/御成敗式目の文章/「運命」の正体 /選ばれた「政権交代」/おさまるめい/うつくしや毒きのこ/ゴジラの知名度/「神の家」の豹/虚実往還の芸/「国家」の荒療治

❖2010年(平成22年)❖

「で、いつ戦うの?」/心の時間/花見酒の政治/男たちの子ども自慢/言葉の蝶番/同じ浮世に同じ世渡り/リングワンデルング/備えのない預言者/囚人王ゾガネス/フェニックス伝説/尚武館と勝負館/「人類最後の探検家」/ストラテゴス選挙/あけっぱなしの国/常陸坊の腕相撲/ヒュブリスのわな/川崎球場伝説/始末の音とにおい/開戦暗号「暴風」/国家機密漏えい罪/市川家の荒事/空想の代償

❖2011年(平成23年)❖

恩送り/千秋楽の数理分析/鳥にあらざれば……/キュクロペスの身じろぎ/神はどこにいるのか/地震火事方角付け/アリアドネの糸/上野山のハーモニカ/霧の中の危機/闘う「人の世」/貞観地震の「流光」/やさしさの奇跡/後藤新平への励まし/被災地の「鋏状較差」/行き会い親/人生を作り上げる品々/死者たちが暮らす森/サボナローラの失脚/最後の1歩の歩幅/終わらなかった戦争/フェルミの「提案」/悲しみの送り火/ゴミとホコリ/短命皇帝の時代/首相の「すまないなあ」/我らみな人であることを……/人間ウンデレに限る/生きたかった今日/押し入れの中の少年/「右におなじ」/破滅の予言者たち/壊したらあなたのもの/窮乏の国是

❖2012年(平成24年)❖

レッドテープの身勝手/ミミズの「泣き声」/神がアルゼンチン人だった日/富士山縦覧場/□□一□政局/幕末スーパークールビズ/韓非子のリアリズム/アタリッパ/ヨギイズムの「未来」/天狗様のご利益/「排外」の政治利用/金を食うシロアリ?/世の中を何に譬えん/ひそんでいた生命のループ/執心切れ一札/池波正太郎の「小鍋だて」/離合集散の利害得失/「選ぶ政治家がいない」/蒲田の「千里眼」/ナショナル・スイング/ガッテン不承知/利き足にご注意

❖2013年(平成25年)❖

教育令第46条/三題噺だった「芝浜」/グラウンド・ゼロの手触り/人みな籠もる春?/神の家の修理/賢い母の「予言」/10の220乗の宇宙/セリグマンの犬/飛び込めば紳士です/ディオニュシオスの耳/紳士の国の007/九尺店の長芋/有事のリーダーシップ/勝利のエクスカリバー/「暑い事」づくし/ただ一つの日本流/赤ちゃんは平等主義者/「切る」か「張る」か/「無悪善」の落書/呪いはヒヨコ/モースの舌の変化/ディープスロートの電話/ロリフラフラの陳述

❖2014年(平成26年)❖

消えた7美人/民謡を書いちゃった/放送局の「放送局」/お奉行の名前/菊池寛の代作者/「ぼくナマコだよ」/水銀還金の錯誤/女帝の崇拝者/高いつもりで低いのが……/建国の父たちの不安/「造形係長」の熱/多すぎるコックのスープ/見知らぬ悪魔/茶坊主ども、鎮まれっ!/戦中のリンカーン像/自民党の「壺算」/消えた「死火山」/光の三原色と進化/「国際義勇兵」今昔/善悪のポイント制/亦亦椀椀又椀椀/首里城明け渡し/違憲モドキ/木簡の語る悪事

❖2015年(平成27年)❖

アイヒマン実験/アリハとフワメ/医者を送って始末する/百万石の行列/ルシファーの目/「粛々」の政治学/安全保障のミステリーバッグ/選挙劇場の終幕/

染みだらけの勲章/ボールパーク・フィギュア/君子は党せず/木造の大ベルサイユ/フランケンシュタインの憂い/明智のみが国を救う/山本五十六の「不機嫌」/列聖調査審問検事/稲負鳥の「正体」/ソポクレスの朗読/蛇骨を得たるかな/夢見ることを学ぼう/ダマスカスのぶぶ漬け/毎度おさがわせ/恒債なければ恒心なし

❖2016年(平成28年)❖

こもかぶるべき心がけ/3代目の因果/アインシュタインの「相対性」/働かないアリ/帝国の闇/100日入牢の温情/落書史上の傑作/アトリが天を覆って/ビジランテ・デモクラシー/米大統領と被爆者の抱擁/じぶたれ道具/「完全な欧州」からの退出/花のたましい/ORIZURUの力/「全身全霊」の象徴 371 /カメも、サメも/すべった発信力/若杉参謀の「講話」/笑わない王妃/民主政治の人物鑑定眼/「ポスト真実」の時代/「万能の天才」の依存症/真珠湾の和解

❖2017年(平成29年)❖

トール・テールの英雄たち/新ゲルマニアの末裔/マディソン的民主主義/敵役退治の手並み/ディストピア小説復活/おお、この罪の悪臭/ソフィスト裁判/首相官邸のよしの冊子/元勲の皇位論争/ソリテス・パラドックス/銃声後のクリフハンガー/よろしかるべきこと/テディベアとルーズベルト/クローデルの虐殺報告/こん棒外交のルール/群集と公衆/路上の逆上/けんか名人の大誤算/雍正帝の脅し術/試練の中の「寛容」/「ひっかき」もあり?/「で、みんなどこに?」/日本語の「魅力」

❖2018年(平成30年)❖

ネット社会の「影の病」/高漂浪きの人/薄幸の親戚の面影/財務省の「擦り消し」//賭けの勝ちは慰め/「球春」めでたく広辞苑へ/富豪リカード/「この命令に従うな」/「欺罔等の手段」/ザ・ラスト・ストロー/「秋霜烈日」の限界?/盗人にも仁義あり/ディプロマシーの原義/覚えたての文字/貸元の目配せ/応神紀の大量移民/弥生人の「避難力」/B29は残念ながらりっぱ/翁と童/室戸台風で学校壊滅/俗物のピンとキリ/第2教育勅語の草案/博物館入り/漱石の「牛耳る」「やじる」

❖2019年(平成31年・令和元年)❖

米価と結婚の統計学/世界注目の「大坂時代」/現代の「鬼市」/体罰なき「日本」/災害列島の市民共助/ネットの「難陳」論議/峠からの眺め/「共感」の天皇制/「初昔」となった平成/御用地の杭/パンダ・バナナ理論/奈々子の「重荷」/人、呼んで「楽ふ うらいぼう天少女」/嫌われた「秋雨」/立ってるだけで役立つのは……/勝海舟の「お神酒料」/唐茄子屋のPR作戦/考古学と電池/人間の安全保障/首里城はよみがえる/古典学部が焼けたら……/ベルリンの壁崩壊30年/幕の中の花見/山々が産気づいて

❖2020年(令和2年)❖

「食人鬼」の脱走/「野味」とウイルス/素敵なガラアキ/「ささやき」から「ぼやき」へ/アテナイの「無秩序」/獅子舞と豆まき/江戸のカギっ子/ネロの「自分ファースト」/ニュートンの「驚異の年」/失敗の収拾に失敗するな/思うままに本を読む幸福/巣ごもりデモクラシー/カミュの「倫理と義務」/破れた「ツキの袋」/「昼寝覚」のドッキリ/運命の記念写真/沖縄学者のハクソー・リッジ/「偉大な首長」のポトラッチ/ポリアンナ症候群/悲しかり「化外の民」/キャンパスが美しい理由/ブレジネフの心臓手術/貞観政要の帝王学/アテナイのアブ/「大阪四郷」へのノー/米国政治の「振り子」/まったく役に立ちません/ユーミンの見た三島/オレ、知らないよ

❖2021年(令和3年)❖

新しいアテナイ/幕末の種痘プロジェクト/鏡の中の「ばあさん」/「成熟国家」のレガシー/一味神水の署名/ダッチアカウント/「はつらつ」か「つらいよ」か/虐殺の階段/限界を知り、超える……/オールドマン・パーのコース/山津波と文豪/ベーブ・ルースの日本野球評/松本清張の「中止の予感」/1964年の「バブル破り」/ワトソン博士の苦難/「危機角界」と「白戦連勝」/「新しい資本主義」の振れ幅/居酒屋の「愁の玉箒」/モッコウバラの花言葉/将棋というアート/プラトンの「3種類の人」/香港の「満場一致デー」

❖2022年(令和4年)❖

三百六十五日の白/一人でいるのは賑やか/「用兵の害」を知らず/戦争違法化への逆流/「皆殺しだ」