スラム、国境、最果ての島、KKKのメンバーの巣窟......。
50州を訪ねて出会った、不条理と闘う人々と忘れられない10の物語
銃犯罪、核兵器、人種差別、ドラッグなど、終わりの見えない問題が山積し、リベラルと保守に分かれ憎しみを深める大国は、この先いったいどうなるのか?
長年アメリカ特派員として活躍した記者が、現場を歩き、描いた"命知らず"のルポルタージュ。
目次
■第1章 心の「故郷」を蝕む悪魔の薬
・ウエスト・バージニア州 チャールストン
■第2章 KKKに会いに秘密の森へ
・ケンタッキー州 ドーソンスプリングス
・ペンシルバニア州 ポッター郡
■第3章 最期の決断
・オレゴン州 セーラム
■第4章 温暖化で沈む島の小さな暮らし
・アラスカ州 シシュマレフ島
■第5章 BLM発祥の「世界最凶」の街
・カリフォルニア州 オークランド
■第6章 反骨の記者の「リメンバー・パールハーバー」
・マサチューセッツ州 グロスター
・テネシー州 オークリッジ
■第7章 可視化された100万の性犯罪者たち
・カリフォルニア州 アタスカデロ、サンノゼ
■第8章 死の灰にまみれたアメリカ人
・カリフォルニア州 サンディエゴ
・ワシントン州、ハンフォード、リッチランド
■第9章 寛容と排外主義のボーダーで
・テキサス州、マッカレン、リオブラボー、リオグランデシティ
■第10章 分断、その深き淵より
・オハイオ州 アシュランド