日本の私たちも、すでに全面監視下にある!
米国の世界同時監視システムの真実を告発して世界を震撼させたスノーデンに、日本人ジャーナリストが初の長時間インタビューを敢行。スノーデンの日本での工作活動の全貌、民間企業を抱き込んで行う通信傍受の実態、世論操作と市民運動破壊の方法、日米関係の不平等、監視と戦争の危険な関係......現代の恐るべき支配のすべてが明らかになる。
「日本には二〇〇九年ごろに来て、東京都福生市で暮らしました。米空軍横田基地に勤務していました」
「日本で近年成立した特定秘密保護法は、実はアメリカがデザインしたものです」
「最も問われるべきは、地球上すべて人々のコミュニケーションを傍受する仕組みをつくりあげたことです」
「もし、日本の企業が日本の諜報機関に協力していないとしたら驚きですね」
「無差別監視はテロを防げずにいます。なぜなら根拠のある疑いによって的を絞り、被疑者を捜査していくのではなく、私たち全員を潜在的な被疑者として扱っているからです」「こうして秘密が民主主義のプロセスを腐敗させていくのです」
――――エドワード・スノーデン