「日・米・台」で築け、アジアの平和! 哲人政治家・元台湾総統が叱咤激励!Gゼロ(米一国支配の終焉)時代のニッポンの進むべき道。
目次
第一章 新しい日本のレジュームの構築
憲法改正は真に自立した証/アメリカ一極集中の終焉/集団的自衛権容認の影響力/戦争放棄は生存放棄/安倍政権が抱える問題/お金が商品になる時代/第三の矢はイノベーション/原発問題は第三の道を選べ/「日本精神」を失うな/「日台」と「日韓」の違い/尖閣諸島は日本のもの
第二章 日本の極東アジア戦略
台日米の相互補完的協力/中国経済台頭の光と影/日本のインテリジェンス力/北朝鮮への近視眼的な対応/アジア向け援助システムの構築/大中華主義の脅威/二つの対等な政治実態/アメリカを理解していない日本/中国を世界の舞台に引き出す/台湾を制する者は中国を制する
第三章 日本人として生きる
先の大戦に従軍して/「日本人」として戦った兄と私/日本が築いた精神的土台/台湾の歴史と日本の足跡
第四章 戦争を考える
人間とは何か/戦争と平和/平和を実現する方法/国際政治の主体は国家/戦うことは人間の本能
第五章 信仰は力なり
蒋経国総統からの信頼/「蒋経国学校」で政治を学ぶ/指導者は「私」を超越する人/リーダーに必要な信念と衿持
第六章 人生哲学と宗教
「私は私でない私」という生き方/信仰とは神との出会い/死んだら自然に還るだけ
第七章 第二次民主革命
「台湾人とは何ぞや」/台湾と中国は別個の「存在」/「託古改制」思想の呪縛/「脱古改新」という新しい概念/特殊な国と国との関係/台湾のパラダイムの変遷/「脱古改新」は世界的価値/政治を変えるのは「若い力」/「第二次民主改革」の必要性
第八章 台湾の同胞たちへ
台湾の主体性の確立/台湾人に生まれた悲哀/二つの異なる文明の衝突/「脱古改新」でアジアの民主化