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社会・政治・歴史
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AI時代の憲法論 人工知能に人権はあるか
著者  木村 草太、佐藤 優、山川 宏
発売日:2018年11月16日
配信日:2019年4月19日
ISBN:978-4-620-32466-1
判型:四六判
頁数:336頁
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書影:AI時代の憲法論 人工知能に人権はあるか
定価:1760円(税込)
電子書籍版定価:1500円(税込)
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あらゆる分野に導入されるAI。強力な道具だが、目的のために手段を選ばない。
人の常識や倫理を無視する「新たな知性」とどうつきあうか。

本書は、2017年に毎日新聞労働組合主催で行われたシンポジウム「AIはトランプを選ぶのか~民主主義と憲法の未来像」がきっかけとなり誕生。憲法学者の木村草太・首都大学東京教授が編著者となり、作家で元外務省主任分析官の佐藤優氏、山川宏ドワンゴ人工知能研究所所長と個別に対談し、大幅加筆で書籍化。

「常識外れの人物」「これまで見たこともない技術」「信じられない出来事」が次々に登場する今、未知の存在は恐ろしく感じられる。そのためか、トランプ現象やAIについての議論は、悲観的なものになりがちだ。多くの人が、「AIが世界を支配するときがくる」「AIに人間の仕事が奪われ、大量失業時代がくる」「民主主義は終焉を迎える」「これからの政治は、人権や正義といった建前でなく、自国中心主義と差別への迎合の本音によって動いていく」といった議論を聞くことが増えたのではないだろうか。本書では、柔軟な思考に基づき、ディストピア的(ユートピア〈理想郷〉の正反対の社会)ではない、AIと人間とのつきあい方を論じ合う。

目次

第1部 AI はトランプを選ぶのか――民主主義と憲法の未来像
序にかえて――なぜ「トランプ」と「AI」なのか  木村草太
第1 章 AIは人間の生命をいかに判断するのか  佐藤優
第2 章 トランプはAIである  木村草太
第3 章 人類はAIをコントロールできるか  山川宏
第4 章 AIの尊厳とは何か  佐藤優・山川宏・木村草太

第2部 AIに倫理は必要か
第5 章 進化するトランプ2・0と日本の政治  佐藤優・木村草太
第6 章 自律型AIに人を殺す権利を与えるべきか  山川宏・木村草太
第7 章 AI技術は宗教と倫理を超えられるか  佐藤優・木村草太
総括 未知の存在への戸惑いと希望  木村草太