書籍

小説・評論
長渕剛論 歌え、歌い殺される明日まで
著者  杉田 俊介
発売日:2016年4月26日
ISBN:978-4-620-32377-0
判型:四六判
頁数:320頁
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書影:長渕剛論 歌え、歌い殺される明日まで
定価:1650円(税込)
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長渕本人との対話を含む、衝撃の450枚。
この国の「男性」や「日本人」が抱えた矛盾を、根本から問い続けてきた男の真実とは――。

長渕剛とはいったい何者か。

長渕の歩みを見つめる時、そこに浮かび上がってくるのは、「男らしさ」や「日本人であること」をめぐる様々な矛盾と葛藤であり、かつ、それらの問題を背負い、つまずきながらも、成熟を重ねてきた姿である。

長渕剛という一人の人間と、その歌について考え抜くことで、私たちの生きる〈時代〉もを炙り出す、渾身の書き下ろし評論。

<目次>
●第一章 長渕剛という人間
●第二章 日本人にとって男らしさとは何か
●第三章 家族の一人として
●第四章 弱さとやさしさ
●第五章 非暴力的な男らしさ、寛容な愛国心はありうるのか
●第六章 明日を始めるために
●第七章 長渕剛との対話
●終 章 母なる歌を歌い殺すということ

著者について

杉田 俊介

すぎた しゅんすけ/1975年、神奈川県生まれ。批評家。法政大学大学院人文科学研究科日本文学専攻修士課程修了。文芸誌、思想誌に文学やサブカルチャーについての批評を発表するとともに、若年層の非正規雇用問題にも深く関わり、その論考が注目される。また、20代後半より障害者介助を生業としている。著書に『フリーターにとって「自由」とは何か』(人文書院)、『宮崎駿論──神々と子どもたちの物語』(NHKブックス)など。

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