世間を震撼させた埼玉愛犬家連続殺人事件。
伝説の捜査官が語る「死体なき連続殺人事件」の
捜査、裁判、立証のリアル――
1993年4月から8月にかけて、埼玉県北部で犬の繁殖・販売業を営む元夫婦らにより、3件、4人の男女が次々と毒殺される事件が起きた。遺体は解体され、切り刻まれ、焼かれた上で、無残にも山林や川に撒き棄てられた。いわゆる「愛犬家連続殺人事件」――正式名称「埼玉愛犬家等連続殺人・死体損壊・遺棄事件」である。主犯の元夫婦には死刑判決が下された。前代未聞の「死体なき連続殺人事件」に挑んだ捜査官が見た深い闇とは――。1995年1月の事件着手(逮捕)から30年がたった今、伝説の捜査官が「死体なき連続殺人事件」の捜査、裁判、立証のリアルをあますことなく語る。鬼気迫るノンフィクション!
目次
プロローグ
第1章 失踪
第2章 迷宮へ
第3章 ほころび
第4章 突破
第5章 両輪の轍
第6章 死の攻防
エピローグ