書籍

ノンフィクション
電子書籍
旅は終わらない 紀行作家という人生
著者  芦原 伸
発売日:2022年2月28日
配信日:2022年2月28日
ISBN:978-4-620-32731-0
判型:四六判
頁数:376頁
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書影:旅は終わらない 紀行作家という人生
定価:2090円(税込)
電子書籍版定価:2090円(税込)
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まだ見ぬ人、土地、そして歴史を追って――

あてもなく無銭旅行を繰り返した若かりし頃から、
雑誌社に飛び込み、取材記者を目指した時、
そして、出版社を立ち上げるまで。

雑誌「旅と鉄道」の編集長を務め、鉄道ブームを牽引してきた
著者が描く、「旅に生き、旅を書く」とは? 


旅を職業としてすでに40年になる。旅から旅への暮らしだったが、大学卒業後以来半世紀を暮らした東京に私はなぜかアイデンティティーを覚えない。生まれ育ったところではないからだろう。三重、名古屋、京都、札幌、神戸と、生まれながらにデラシネのように転がりながら、いつしか私の足は辺境へと向かっていた。人は生まれた土の匂いを背負い続けてゆくのだろう。(略)歴史や風土、民俗に触れることにより、旅人の視野は広がる。そうした無形の遺産を後世に残すことが、旅を書く私の仕事の最終的な意義だと思っている。(本文より)


【著者紹介】
芦原伸(あしはら・しん)
1946年、三重県生まれ、名古屋育ち。紀行作家。日本旅行作家協会専務理事。北海道大学文学部卒業後、鉄道ジャーナル社を経てフリーランスに。1978年、創作集団グループ・ルパンを主宰。2007年、天夢人Temjinを設立、代表取締役社長及び雑誌『旅と鉄道』『SINRA』の編集長を歴任。主な著書に『被災鉄道~復興への道』(講談社、第40回交通図書賞)、『へるん先生の汽車旅行~小泉八雲と不思議の国・日本』(集英社、第10回開高健ノンフィクション賞・最終候補作品)、『ロシア一九九一、夏』(角川学芸出版)、『新にっぽん奥地紀行~イザベラ・バードを鉄道でゆく』(天夢人)、『ラストカムイ~砂澤ビッキの木彫』(白水社)などがある。

目次

〈第1部 青春彷徨編〉

第1章 北へ、ひとりぼっちの旅立ち 

  1966(昭和41)年、東京・上野発

第2章 カニ族の夏 

  1968(昭和43)年、北海道・釧路発

第3章 学園闘争の日々 

  1970(昭和45)年、北海道・札幌発



〈第2部 修業時代〉

第4章 鉄道雑誌の世界 

  1972(昭和47)年、東京・飯田橋発

第5章 追憶の昭和の列車たち  

  1975(昭和50)年、北海道・室蘭発

第6章 憧れのフリーランス 

  1977(昭和52)年、東京発



〈第3部 旅を書く〉

第7章 ガイドブックはハングリースポーツだった

  1978(昭和53)年、東北・野辺地発

第8章 「新聞記事」を書くこと

  1981(昭和56)年、東京・築地発



〈第4部 私の大航海時代〉

第9章 異文化との遭遇

  1983(昭和58)年、ケニア・ナイロビ発

第10章 ソヴィエト連邦の崩壊 

  1991(平成3)年、シベリア・ハバロフスク発

第11章 シルクロード大紀行 

  2009(平成21)年、イタリア・ローマ発



〈第5部 三足の草鞋――記者、編集者、経営者〉

第12章 グループ・ルパンの船出

  1978(昭和53)年、東京・渋谷発

第13章バブル崩壊──失われた10年の真実

  1994(平成6)年、アメリカ・ニューヨーク発

第14章 IT革命がやってきた

  2006(平成18)年、東京・代官山発



〈第6部 ノンフィクションへの道〉

第15章 被災鉄道をゆく

  2013(平成23)年、東北・三陸海岸発

第16章 にっぽんへの回帰

  2014(平成26)年、カナダ・トロント発



終章 帰郷〜長いあとがき 1946(昭和21)年、荻原村発



おわりに