筆舌に尽くしがたい戦禍と長い苦難の道のり。
日本人はあの戦争(第二次世界大戦)をどう捉え、どんな思いで生きてきたのか?
2014年から毎日新聞とTBSテレビの共同で戦争の悲惨さと平和の尊さを次の世代に伝えていく大型プロジェクト「千の証言」が2015年、話題になった。
本書はその「千の証言」として毎日新聞に寄せられた数々の体験を編んだ記録的価値のある1冊。
戦後70年を過ぎ、戦争体験者の高齢化につれ、戦争の記憶がどんどん風化していく今、戦争にまつわる証言をあらためて発信し、これまで口をつぐんできた多くの体験者から得た体験を伝える。
戦争にまつわる「一枚の写真」「思い出の品」「心に残る風景」「忘れられない言葉」......。
戦争を経験したご本人のみならず、家族、遺族からの声も掲載。