疑問だらけの球団の内幕に迫る、タブー破りの広島カープ論!
愛するカープよ、どこへ行く? 本書は長年この球団を追いつづけてきた著者による、渾身の広島カープ論です。
近年、まれに見る人気沸騰ぶりを見せる広島東洋カープ。そんな中、今年(2019年)2月にチケット購入の抽選券を求めるファン5万人がズムスタ(マツダ・ズーム・ズーム・スタジアム広島)周辺にあふれ、道路が封鎖される大騒動が起きました。
この出来事には今の球団の問題点が集約していると著者は言います。ファンを戸惑わせるこのチケット販売方法を入口に、著者は疑問の数々へ鋭く切り込みます。強引な球場移転をめぐる舞台裏、黒田博樹復帰の影で起きていた球団のスキャンダル、ファンを赤面させた「赤傘企画」、そして衣笠祥雄への徹底した冷遇。
カープという素晴らしいチームを、そしてカープファンを、球団フロントが喰いものにしている? なぜこんなことになったのか。小出版社からの刊行にもかかわらず、「ファンの声を代弁してくれた」と地元広島を中心に大きな話題を呼んだ、『衣笠祥雄は、なぜ監督になれないのか?』、『「マツダ商店(広島東洋カープ)」はなぜ赤字にならないのか?』の著者ならではのカープ愛あふれる一冊です。
目次
まえがき著者について
ほり はるき/1953年生まれ。広島市在住。草野球の球場を手作りした体験を綴った『わしらのフィールド・オブ・ドリームス』でデビュー。著書に『衣笠祥雄は、なぜ監督になれないのか?』、『マツダ商店(広島東洋カープ)はなぜ赤字にならないのか?』、『前田智徳 天才の証明』、『黒田博樹 男気の証明』、『初優勝 PLAYBACK1975.10.15 広島東洋カープがもっとも燃えた日』など。