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六四五七五(むしごしちご) 虫の絵と俳句
著者  文・堀本 裕樹 絵・桃山鈴子
発売日:2025年8月26日
ISBN:978-4-620-32843-0
判型:A5判
頁数:112頁
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書影:六四五七五(むしごしちご) 虫の絵と俳句
定価:3300円(税込)
電子書籍版定価:3300円(税込)
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六四(むし)たちが躍りだす!
五十の名句と細密画が響きあう。虫めづる俳人と『わたしはイモムシ』で話題の人気画家がおくる驚異の画文集!

「読者には桃山さんが全身全霊で描いた虫の絵をじっくり味わっていただきたい。そうすると、虫の句にも新たな息吹が宿り、一層十七音の妙を感得することができるだろう」(堀本裕樹)
「いつもより歩調を緩め、虫の存在を気に掛けながら歩けば、ひび割れたアスファルトにタンポポが咲き、ハナアブが休んでいることに気がつくかもしれません。その時、胸を駆け抜けるちいさな喜びが、句や絵のきっかけをもたらすのではないでしょうか」(桃山鈴子)

【登場する句(一部)】
山国の蝶を荒しと思はずや  高浜虚子
高嶺星蚕飼の村は寝しづまり  水原秋櫻子
碧揚羽通るを時の驕りとす  山口誓子
兜虫漆黒の夜を率てきたる  木下夕爾
米搗虫跳ね起くるとき思郷かな  堀本裕樹
叩かれて昼の蚊を吐く木魚かな  夏目漱石
酔うてこほろぎと寝てゐたよ  種田山頭火
さしのべし手と綿虫と宙にあり  綾部仁喜
......

【著者紹介】
堀本裕樹(ほりもと・ゆうき)
俳人。1974年和歌山県生まれ。俳句結社「蒼海」主宰。俳人協会幹事。國學院大学卒。句集『熊野曼陀羅』で第36回俳人協会新人賞受賞。著書に句集『一粟』、『俳句の図書室』、『芸人と俳人』(又吉直樹氏との共著)、『短歌と俳句の五十番勝負』(穂村弘氏との共著)、『富士山で俳句教室』などがある。


桃山鈴子(ももやま・すずこ)
イモムシ画家。東京生まれ。幼少期をニューヨーク郊外で送る。小学生のころから、昆虫をはじめ、いろいろな生き物に親しんできた。昆虫学の授業で顕微鏡を使った観察スケッチを学んだことが絵画表現の原点となっている。著者に作品集『わたしはイモムシ』(工作舎、2022年 NY ADC 101st Annual Awards ブロンズキューブ受賞)、絵本『へんしん すがたをかえるイモムシ』(福音館書店)がある。