建築家の筆者が「60歳からの人生をどう生きてゆくのか?」「身の丈にあった必要十分な家とは?」「60歳になって本当に自分が住みたいと思える家とは?」を考え、出した答えが本書です。
アメリカ映画に出てきそうな、シンプルなフラットハウス(平屋)
――「60(ロクマル)ハウス」と名付けたこの家は、老後に暮らしやすいだけではなく、人生を積極的に楽しみ、自宅にいながらバカンス気分を味わえる家でもあります。
いま50代~60代前半の人々は、アメリカンカルチャー全盛期の70年代に青春を過ごし、ライフスタイルへのこだわりが強い世代。彼らがリタイヤを迎えるとき、家にも新しい視点が必要になってくるはず。まだまだシニアと呼ばれるには早すぎるオヤジたちが共感できる、家づくりのアイデア満載の実用エッセイです。
目次
第1章 60歳は身の丈に合った住まいの考えどき著者について
ゆやま しげゆき/1964年神奈川県生まれ。建築家・エッセイスト。アトリエシゲ一級建築士事務所代表。
1993年建築士事務所を設立後、個性的住宅の設計を中心に活動。
ホームヴァカンスをテーマに、南の島や南欧のリゾート地に暮らすような開放感あふれる家づくりを得意としている。近年は商業施設のリノベーションや地区の再生、古家や店舗などの再活用を手掛け、本業を軸にフィールドを広げた活動を展開中。建築に関わる物事を独自の視点からみたエッセイも執筆する。著書に「最高の建築士事務所をつくる方法」(エクスナレッジ刊)「500万円で家を建てる! 」(飛鳥新社刊)。