ノーベル賞科学者が走る理由、そして努力を継続するための「人間力」の秘密に迫る!
山中伸弥京大iPS研究所長・教授は、近年ではマラソンランナーとしての活動も有名である。
「研究と違い、マラソンは努力しただけ結果につながる」と語る山中氏。だが研究においても、山中氏が世界をあっと言わせてきたのは、知られざる超人的な努力のたまものだった。
山中氏が、ストイックに努力し続けられる理由とはなにか。
京大iPS研究所長という重い責任を担いながら、謙虚さと誠実さを失わない氏の人柄は、どのように培われたのか。
本書は、山中伸弥教授が研究に打ち込む日々の思いを、マラソンによせて書き下ろした毎日新聞連載のほか、江崎玲於奈氏、井山裕太9段(本因坊文裕)ら各界のゲストとの対談など、周囲の証言も収録。山中伸弥教授の素顔と人間力の本質を描く。
(構成・協力)永山悦子【毎日新聞編集委員】
目次
第一部 走り続けて