日常生活にいかせる孔子の教えをマンガで楽しく紹介します。
小学生の寛君とロボット「論語くん」がくり広げる
ずっこけコメディ!!
〔論語とは〕
「論語」は2500年前の中国の思想家・孔子とその弟子たちの言行を十巻二十編にまとめた書。
古代中国の大古典「四書」(『大学』『中庸』『孟子』)のひとつ。
「子曰く」ということばではじまる「論語」は人間として守るべき、また、行うべきことが簡潔な言葉で記され、現代に至るまで様々な解釈本が出版され世界各国で繰り返し読み継がれる大ベストセラー。
「子曰く。徳は孤ならず。必ず隣有り。」
――先生が言ったこと。正しい事をしている人はひとりぼっちではありません。必ずどこかに仲間がいます。
「子曰く。利に放りて行えば、怨み多し。」
――先生が言ったこと。自分の得になることばかり考えて行動していると、人から怨みを買うばかりです。
「子曰く。学は及ばざるが如くするも、猶、之を失わんことを恐る。」
――先生が言ったこと。学問はそれを究めるために際限なくどこまでもどこまでも追いかけ続けなさい。そして一度学んだことを忘れないように何度も何度も振り返りなさい。そういういつまでたっても終わりが来ない世界なのです。
「子曰く。君子は人の美を成し、人の悪を成さず。小人は是に反す。」
――先生が言ったこと。教養ある立派な人物は、他人の良い行いには、積極的に協力するが、悪事には決して加わらない。だが、知識にふり回されているだけのつまらない人物のすることは、結果的にその反対になるのだ。
*「子曰く」(先生がいったこと)とは、孔子をさします。
〔まんがでわかる〕
内気な小学生の男の子・寛君はある日、科学者のお父さんから論語の教えをインプットしたロボット「論語くん」をプレゼントされるのですが......。
家庭や学校で様々な事件が起こると論語くんが出現!
一日一話であら不思議。お友だちの心がみるみるわかる!
生きていく術や思いやりの心が育ちます!