子どもたちへのあふれる愛、新たな技法の探求、そして平和への祈り。いつでもみずみずしく新鮮なちひろの画業を網羅した決定版作品集
「いわさきちひろのない世界なんて、考えられない」ーー中島京子(作家)
「自分が大切に思うものを真摯に問い、守り続け、世界にもそれが必要だと信じて描きつづけた人」ーー長島有里枝(写真家)
1974年に亡くなったあとも、あらたなファンを生み出し続けるいわさきちひろ。本書はその代表作を網羅した大判画集です。
1994年に刊行された『いわさきちひろ画集』の収録内容を生かしつつ、あらたに作家・中島京子の解説を収録。旧版よりカラーページも増え、ブラッシュアップした新装版です。いつまでも色あせないちひろの世界が、この一冊に詰まっています。
巻末にはアグネス・チャン、斉藤由貴、関口宏、武田鉄矢、みつはしちかこ、山田洋次ら40名以上の著名人による「ちひろを語る」も収録しています。
目次
代表作10選/黒柳徹子「いつまでも心の中に」/子ども/四季/いわさきちひろの仕事 模索の時代1945~1950年代前半・初期童画1950年代前半~1965年頃・子どものスケッチ・絵本の可能性を求めて1965~1974年・旅のスケッチ・ちひろの書/作品解説/ちひろを語る ちひろの絵とわたし/飯沢匡「子どもは平和のシンボル」/松本猛「ちひろ「人気」が語るもの」/中島京子「いわさきちひろがくれたもの」/いわさきちひろの主な出版物/年譜