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2022年7月31日号
芸能 日テレ「笑点」の視聴率が下落! 「三遊亭円楽」の復帰はあるのか
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 日本テレビ系の国民的演芸番組「笑点」(日曜午後5時30分)の大喜利メンバー、三遊亭円楽(72)の復帰が不透明だ。

「円楽は今年1月末に脳梗塞(こうそく)の治療で入院。5月には退院しましたが、復帰のメドは立っていません。円楽がいない間に視聴率が下落。番組存続が危ぶまれているのです」(演芸ライター)

 7年前に5代目司会者の故・桂歌丸さんの跡目を巡って、水面下で円楽を始めとする一門と他の大喜利メンバーとの熾烈(しれつ)な争いがあり、落語界に激震が走った。だが意外にも、春風亭昇太が6代目に抜擢(ばってき)された。

「円楽は話芸では昇太より数段上ですが、歌丸さん時代から〝腹黒いイメージ〟が定着し、プライベートでは東京・錦糸町の〝ラブホ不倫〟で高齢者女性から一時反感を買った。ところが「笑点」の収録が行われる後楽園ホールには円楽出待ちのおばちゃんファンが行列を作っている。意外にも女性支持率が高いのです」(日テレ関係者)

 視聴率を支えた円楽が、脳梗塞で入院と報道された直後の1月30日に放送された「笑点」は、17・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、世帯視聴率)と今年最高の視聴率を記録。この日を最後に円楽は闘病生活に入り、桂文珍や春風亭小朝など大物落語家が円楽の代わりを務めて視聴率は16%台をキープしていた。

「その後、〝世界のナベアツ〟から落語家に転身した桂三度が出演したものの、視聴率は11・2%。それだけに円楽の復帰が期待されています」(同)

 だが、7月に入っても円楽の復帰話は出ていない。

「円楽には三遊亭圓生の襲名問題もある」と言うのは、席亭関係者。

「昭和の名人と呼ばれた三遊亭圓生は6代目以降、空席です。円楽が闘病中に〝襲名したい〟と名乗りを上げた。その根回しが大変。笑点どころではないでしょう」(同)

 円楽抜きの笑点はどうなるか。

(本多圭)

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