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2021年10月31日号
芸能 昭和の漫才コンビおぼん・こぼん 人気復活の陰に島田洋七の助言も
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 昭和の人気漫才コンビだった「おぼん・こぼん」が〝不仲説〟が話題になって復活。再ブレークが期待されている。

「10月6日に放送されたTBS系のバラエティー番組『水曜日のダウンタウン』をきっかけに、以前から不仲説が流れていたおぼん(72)とこぼん(72)が和解したことで、彼らが出演する劇場が超満員。仕事のオファーも増えています」(番組スタッフ)

 大阪の高校の同級生だった2人。日本テレビ系の「お笑いスター誕生」で10週連続して勝ち抜きグランプリを受賞。1980年代の漫才ブームにも乗った。

「B&B」としてブームの火付け役だった島田洋七(71)は「2人はブームの後も地方の営業で地道に活動を続けていました。今も残っているのはビートたけしくらい。僕も含めて、忘れられた存在ですよ」と言う。

 2015年の漫才協会の理事を決める選挙で、おぼんとこぼんが獲得した票数をめぐって関係が悪化。後輩コンビのナイツが2年前から『水曜日のダウンタウン』で仲直りプロジェクトを企画した。

 前出の洋七は「おぼんさんから〝仲が悪いということでテレビ局から出演依頼がある〟と相談があった。〝仲が悪いだけでダウンタウンの番組に出られる。ラッキーだ〟と言いましたよ」。

「死ぬまで漫才がやりたい」の思いが一致して和解。出演者だけでなく、視聴者の涙も誘って、番組は高視聴率を記録。昭和のおぼん・こぼんが蘇(よみがえ)り、仕事のオファーが殺到しているという。

 名コンビの再ブレークには、ダウンタウンやナイツら仲間の配慮に加え、洋七の隠れた助言もあったのだ。芸人たちが協力して盛り上げた、おぼん・こぼんの再ブレークに注目したい。

(本多圭)

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