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スポーツ 初優勝で高まる池江への期待 目標あくまで「24年パリ五輪」

2021年3月21日号

 白血病と闘い続けている競泳女子のエース、池江璃花子(20)=ルネサンス=が想定外の早さで復活の兆しを見せ、周囲から「この調子なら東京五輪出場も期待できる」との声が高まっている。池江は2019年2月に白血病が判明。約10カ月の入院生活を経て20年3月17日、406日ぶりにプールに入った。それからまだ約1年足らずの今年2月21日、東京都オープンで非五輪種目の50㍍バタフライ決勝で25秒77の好タイムで優勝した。長い療養生活で体が出来上がっていないにもかかわらず、実戦復帰からすぐの優勝で「泳ぎを再開してから1年足らずでここまで戻って来たのは想定外。東京五輪もいけるんじゃないか」と話す関係者もいる。

 昨年8月のレース復帰後、5大会に出場して東京五輪代表選考会となる日本選手権(4月3〜10日)の参加標準記録を50㍍、100㍍の自由形、バタフライで突破している。日本水泳連盟にとっては今夏に延期された東京五輪に向け、喉から手が出るほど欲しい選手だ。しかし、池江自身は「可能性があるなら頑張りたいが、自分の体は自分がよく分かっている。体的には(24年の)パリ五輪なのかな」と、あくまでも目標はパリ。無理はしない考えだ。

 関係者の多くも、無理をさせたくない心境のようで「本来なら、まだ日常生活も厳しい病気だ。復活の早さには驚くが、けがに気を付けるなど焦らずに心身を整えてほしい」と話し、東京五輪出場に慎重だ。白血病だと分かったときは、日常生活どころか命にもかかわる状態だった。こんな短期間で優勝できるまで泳げるようになっただけで、本当に奇跡的だと言わざるを得ない。

 白血病などなかったような完全復活を思わせる池江の泳ぎを見ると、確かに東京五輪での活躍を期待したくなる。だが、まだ若い日本のエース。ここはぐっとこらえて将来に期待したい。

(水木圭)

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