1979年に放送が始まって以来、初の無観客で2月6日に放送された日本テレビ系の長寿人気番組「欽ちゃん&香取慎吾の第98回全日本仮装大賞」で、司会の萩本欽一が「今回で私、この番組終わり」と仰天発言し、審査員やスタッフを驚かせた。
「昔、欽ちゃんは〝番組を降りる〟と言った前科がありますからね。アドリブか?それとも、進行役の香取に禅譲か?と注目されています」(元番組スタッフ)
番組は「欽ちゃんの紅白歌合戦をぶっ飛ばせ!全日本仮装大賞」でスタートしたが、80年代半ばに入ると裏番組に押されて視聴率が低下。当時、〝視聴率100%〟と言われた欽ちゃんは「すべての番組を降板する」と宣言した。
「ところが、当時のディレクターに説得されて日テレの〝仮装大賞〟だけは続けた。第65回以降、香取が欽ちゃんのアシスタントを務めるようになり、番組名も『欽ちゃん&香取慎吾の全日本仮装大賞』に改名したんです」(日テレ関係者)
欽ちゃんは「香取くんが一緒だと楽しい」と言って番組は続いたが、2017年9月に香取がジャニーズ事務所を退所したことで香取の降板説が流れた。
「しかし、欽ちゃんが〝香取くんは俺の後継者だ〟と言ったから、日テレは続投を決めたんです。その欽ちゃんが100回まで残り2回だと言うのに〝今回で私、この番組終わり〟と言ったんで、香取に禅譲するという情報が流れた」(キャスティングプロ関係者)
しかし、香取が久々の地上波復帰で主演しているテレビ東京系のドラマ「アノニマス~警視庁〝指殺人〟対策室~」の視聴率は2話目から急落した。「日テレは、ジャニーズ事務所を刺激したくない。後任には香取ではなく〝バラエティーの帝王〟と呼ばれている有吉弘行(ひろいき)という情報もあるんです」(スポーツ紙記者)
噂(うわさ)や臆測が飛び交う中、欽ちゃんは「アドリブはアドリブだから」と嘯(うそぶ)いているが。
(本多圭)