編集長後記
本誌はこれまで「読者の生活が第一」を掲げてきましたが、今号からアップデートして「みんなのウェルビーイング」を提示していきたいと思います。「ウェルビーイング」とは巻頭記事で前野隆司さんが言及しているように、いま注目されている言葉で、直訳すれば心と体、そして社会が「良い状態」「満たされた状態」という意味です。幸せ、健康、福祉の追求ですが、そのありようは人それぞれでしょう。
しかし、利己主義に陥らず「他人の幸福や利益を大切に考える利他の精神」も土台になっています。このウェルビーイングの視点を手がかりに政治や暮らし、健康、ケアなどを読者の皆さまとともに考えていければと願っています。
(城倉由光)